人気拡大中のボーイズグループ・OWV「僕らが出るバラエティから音楽シーンを切り開いていきたい」<インタビュー>

2024/10/28 18:00 配信

音楽 インタビュー

タイプの違う3曲が集まったシングル「Frontier」(初回限定盤ジャケット写真)

カップリング曲「Abyss」からイメージした感動物語とは…?


――カップリングの2曲も皆さんが選んだそうですね。

本田 先に3曲目の「Abyss」からお話しすると、今回、思い切ったバラードをやってみよう、みたいなコンセプトがまずあって、それを踏まえてスタッフさんが色々曲を持ってきてくださったんです。いつも曲を決める時は、何曲もあるからワンコーラス聴いて、気になったらそのまま続きを…って感じなんですけど、「Abyss」はハマった感というかピンと来て、最初からフルで聴いたんです。

浦野 10何曲あったバラード曲のデモを聴きながら「この曲、○○っぽいよね」ってなって、その曲に合った物語をみんなで即興で作ったんですよ。

佐野 僕らのYouTubeコンテンツの内輪ノリみたいなテンションで、ゲーム感覚で「この曲を聴いて、連想できる物語は何だろう」と考えていく中で、「Abyss」が一番スムーズに綺麗な物語が出来上がって、みんな「これだ!」って。

――どんなストーリーなんですか?

浦野 お父さんが1人で娘を育てていて、お弁当もお父さんが作ってるんだけど、何か不器用なお弁当で。娘はそれがイヤだったんです。でも卒業の時に、お父さんの大切さに気付いて、ありがとうって涙する…って話です。

中川 もう泣きそうになりましたもん(笑)。

――2曲目の「TRVCKSTVR」は、どのように決まったんですか?

中川 「TRVCKSTVR」は激攻めの曲。「Frontier」はさわやかでオシャレな曲、「Abyss」はしっとりしたバラードなんで、やっぱりOWVというグループの色をシングルに残したいなっていう意味で、この曲で味変というか。

本田 いい曲が多くて悩んだんですが、最後に文哉がプッシュしてくれて決まりました。

佐野 ライブでの使いみちというか、そこが決め手になりました。

本田 イントロ感というのを考えた時に、コレはちょっと飛び抜けてましたね。

中川 この曲が入って締まった感じがします。

浦野秀太


OWVとして、個人として「開拓したい事」


――では「Frontier」(未開)に掛けて、OWVとして、それぞれ個人として、“開拓”したい事を教えてください。

本田 OWVとしては…やっぱバラエティかな。最近は文哉がマラソンで活躍したり、浦野と中川が「ぽかぽか」(フジテレビ系)で頑張ってるんで、もっと開拓していけたら。10年、20年ぐらい前って、結構バラエティからシーンの最先端が生まれたりしてたじゃないですか。だから、僕らがまたバラエティから音楽シーンを切り開いていくっていうのもオモロイかなと。音楽面もちゃんと取り組みながら、そういう所でも活躍できたら、それこそ唯一無二になれるんじゃないのかなって。他には、海外のフェスとかにも出てみたいですね。

――個人では?

中川 OWVに繋がる事にもなるけど、中高生のファンも増やしたいですね。イベントには来てくださりますけど、もう少し広がったらいいなと思います。いろんな世代の方が来やすいグループにしたいんです。

佐野 なのに、リーダー(本田)が“平成”背負っちゃうんですよ。令和っ子が付いてこれないんです。

本田 逆に令和っ子に“平成”を教えてあげようと思ってるんです。“令和”は3人に任せたよ。

佐野 僕らの語彙力も今の世代に歩み寄らないと。例えとかも、僕らの世代の漫画を出しちゃって、理解してもらえなかったりするんで、知識をアップデートして、若い層にアプローチしていきたいです。

――浦野さんが「開拓」したい事は?

浦野 何だろう…運転!免許取ってもう7年ぐらい経つんですけど、ずっとペーパードライバーなんで、ちょっとそろそろ運転したいなって。勝っちゃん(中川)とか最近運転してるのを見てたら、運転できたらラクだな、って思って。あと今、実家で暮らしてるので、車持ってたら30歳過ぎても実家からずっと通えるなぁ、と…。

本田・中川・佐野 (実家を)出ろ!

佐野 選択肢を増やして実家に居ようとするなよ(笑)!

浦野 じゃあ「1人暮らし」を開拓するわ。

――佐野さんは?

佐野 やっぱ、作曲とかしたい。

浦野 「運転」…やめようかな…ハハハハ。

佐野 僕ら、まだ音楽のセルフプロデュースをした事が無いんですよ。だから、今回の10枚目以降は、そういう事にも着手していけたらいいですね。ソロ曲やユニット曲もまだ無いんで、そういう方にもアンテナを広げていけたら、OWVの見せ方の幅も広がっていくのかなって思います。やっぱ4人しか居ないんで、もういろんなところ、いろんな手段を使って、いろんなスキルを身につけて、新しい見せ方をどんどんしていかないと。僕ら、ありがたい環境でやらせていただいてるんで、今後はどんどん挑んでいきたいです。

本田 僕は “平成”を開拓していこうかな。

中川 もう無視で。触らない方がいいですよ(笑)。

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