田中圭“宏樹”を癒やした北村一輝“浅岡”の絶大な存在感が光る“15分間”<わたしの宝物>

2024/10/25 12:21 配信

ドラマ レビュー

第2話から登場した喫茶店オーナーの浅岡(北村一輝)(C)フジテレビ

松本若菜が主演を務めるドラマ「わたしの宝物」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)。10月25日放送の第2話では、托卵という禁断の決意をした美羽(松本)のモラハラ夫・宏樹(田中圭)の事情が明らかに。その宏樹が出会った喫茶店店主・浅岡(北村一輝)が話題になった。(以下、ネタバレを含みます)

男女3人のもつれあう感情を描く“ひりつく大人の恋愛ドラマ”


本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って生んで育てる「托卵(たくらん)」を題材にした、ひりつく大人の恋愛ドラマ。大切な宝物を守るために悪女になることを決意した1人の女性とその夫、そして彼女が愛した彼、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く。

托卵という禁断の選択をする主人公・美羽を松本、美羽の夫で大手商社に勤める優秀な会社員だが家庭では美羽にキツく当たり、モラハラまがいの発言をたびたび浴びせている神崎宏樹を田中圭、美羽の中学生のころの幼なじみで、学生時代からお互いに思いを寄せていた冬月稜を深澤辰哉(Snow Man)が演じる。

モラハラ夫の悲しい現実


第1話で描かれた、宏樹の美羽への当たりの強さは見ていて苦しくなるほどだった。ただ、過去は互いを思いやる夫婦だったことも分かり、SNSでは「何があったの?」と話題に。第2話は、そこにつながった要因が明らかになった。

宏樹は優秀な会社員だが、実は直属の上司からパワハラ対応を受けており、部下にはパワハラを意識するあまり甘くなっていて、「ああいう上司がいると便利だよな」と陰口をたたかれていた。

そのストレスで宏樹の体は悲鳴を上げようとしていた。第1話でも体調がすぐれない宏樹を美羽が心配する場面があったが、おそらくずっと続いているのだ。