松本若菜“美羽”は知らない…田中圭“宏樹”が大切にしているものから分かる思いが切ない<わたしの宝物>

2024/10/25 14:29 配信

ドラマ レビュー

モラハラの裏にあった思いを見事に表現した田中圭(C)フジテレビ

松本若菜が主演を務めるドラマ「わたしの宝物」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第2話が10月24日に放送。美羽(松本)にモラハラする夫・宏樹(田中圭)への印象が一変する展開となった。(以下、ネタバレを含みます)

男女3人のもつれあう感情を描く“ひりつく大人の恋愛ドラマ”


本作は、夫以外の男性との子どもを、夫との子と偽って生んで育てる「托卵(たくらん)」を題材にした、ひりつく大人の恋愛ドラマ。大切な宝物を守るために悪女になることを決意した1人の女性とその夫、そして彼女が愛した彼、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く。

托卵という禁断の選択をする主人公・美羽を松本、美羽の夫で大手商社に勤める優秀な会社員だが家庭では美羽にキツく当たり、モラハラまがいの発言をたびたび浴びせている神崎宏樹を田中圭、美羽の中学生のころの幼なじみで、学生時代からお互いに思いを寄せていた冬月稜を深澤辰哉(Snow Man)が演じる。

美羽が妊娠を喜んでいないと不安に思う宏樹


アポイント先に向かうところで「逃げちゃえば」と喫茶店オーナーの浅岡(北村一輝)に声かけられた宏樹。宏樹があまりにもつらそうな表情をしていたからだ。アポイントに間に合うまでの15分間を1杯のコーヒーと、浅岡に胸の内を少し話したことで癒やされた宏樹は、後日再び浅岡の店を訪れた。

妻の妊娠を明かした宏樹に浅岡は喜びの声を上げるが、宏樹の表情は暗かった。「喜んでないんですよ、妻が」と宏樹。美羽が妊娠を告げた日以来の表情からそう読み取っていたのだ。妊娠したのは強引に関係を持った日であること、ふと見た母子手帳の父の名前のところが空欄だったこともあっただろう。

そして宏樹自身も、会社の上司や部下からのストレスをそのまま美羽にぶつけていることで、子どもにもそうなってしまうのではないかという不安があった。

そんな宏樹に「おまえさ、かみさんのこと、めーっちゃ好きだろ。顔に書いてある」と浅岡。「本気で好きなら、ちゃーんと考えてやんないと。離れるか、それとも腹くくってちゃんとしっかり父親やるか」とアドバイスした。