記念すべき劇場公開1作目「スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)」の直前に起きた決死のミッションを描くアナザー・ストーリー。「新たなる希望」でなぜレイアら反乱軍は帝国軍の究極兵器デス・スターの設計図を入手できたのか。その真実は主人公の女性ジン・アーソら“ローグ・ワン”の活躍に隠されていた。
マッツ・ミケルセンが演じるのはジン・アーソの父親で銀河帝国の科学者としてデス・スターの開発を進めるゲイレン・アーソ。銀河の平和を揺るがす凶悪な兵器の開発を強制されたゲイレンは帝国の監視を掻い潜り、密かにデス・スターに致命的な欠陥を組み込むことに成功。この欠陥が後の「新たなる希望(エピソード4)」でのルーク・スカイウォーカーによるデス・スター破壊作戦のキーになっていく。
帝国軍に逆らえない状況下で良心の呵責に悩まされるゲイレンの葛藤や、娘ジンとの家族愛が描かれる本作は「スター・ウォーズ」ファンから現在も高く評価されている。
劇場公開5作目でジェダイ・マスターのオビ=ワン・ケノービと、その弟子アナキン・スカイウォーカーの活躍を描く物語。
オビ=ワンは、元老院議員パドメ・アミダラを狙った暗殺未遂事件を調べている中で、賞金稼ぎのジャンゴ・フェットの遺伝子を基に大量のクローン兵器が秘密裏に製造されていることを突き止める。ジャンゴは一度オビ=ワンの元から逃げるも、物語のクライマックスでジェダイ・マスターメイス・ウィンドゥの手によって斬首されてしまう。
その息子ボバ・フェット(演:ダニエル・ローガン)は衝撃的な父の最期を目の当たりにしたことにより、ジェダイを憎む冷酷で無慈悲な孤高の賞金稼ぎとして銀河で名を馳せていくことになる。さらに本作では暗黒卿ダース・シディアスの暗躍により手引きされたジェダイの殲滅を目的とした<クローン戦争>の発端が描かれており、「スター・ウォーズ」を語る上でも絶対に欠かせない重要作となっている。
そして、そんな「スター・ウォーズ/クローンの攻撃(エピソード2)」と「スター・ウォーズ/シスの復讐(エピソード3)」の間を描くオリジナルアニメシリーズで、クローン戦争で起きた出来事とアナキンの成長と葛藤が詳細に描かれる「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」。
自身の弟子アソーカ・タノを指導することで師としての役割を果たす一方で、ダークサイドへの誘惑に直面するアナキンは、悩みながらも共和国の存亡をかけて<クローン戦争>で激戦を繰り広げることに。さらに本作では多くの「スター・ウォーズ」ファンに愛されるキャラクターたちが登場するのも最大の魅力の一つ。
その一人が、ダニエル・ローガンが声優を務めるボバ・フェット。父ジャンゴを殺されたことによりジェダイに強い憎しみを抱くボバ・フェットは、アナキンやオビ=ワンへの復讐を狙う賞金稼ぎとして成長すると共にダークサイドに傾いていく姿が描かれる。本作ではアニメシリーズでしか描かれていないキャラクターのバックグラウンドが垣間見える。
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