本作の配信前、ティーン=ビリー・マキシモフンを演じるジョー・ロックはティーンというキャラクターについて「アガサのように、ティーンというキャラクターにはたくさんの層があります。そして彼は、最初とその先とでは全然違うキャラクターなんです。彼は番組の中で大きな旅に出ます」と語っていた。
その新たな一面は第5話にして顔を出すことに。仲間の魔女から魔力を奪い殺したアガサを問い詰めていると、アガサはティーンに対し「あんた本当に母親にそっくり」と言葉を放つ。挑発されたティーンは怒りを抑制できず、ついに手から青い光を放ち“ビリー・マキシモフ”としての正体を露に。魔力を使いアガサ、そして仲間の魔女二人を底なし沼へと葬り、“弱気な少年”から一気に“圧倒的に強い魔力を持つ存在”となったのだ。
そんな中、ロックは今後のビリーについて「彼は今や道の中で“最も強い人物”です。チームの力関係にどのような変化が起こり、その関係性はどう変化していくのか…」と言及している。
元々はその存在自体がワンダの能力によって創造された存在であり、ワンダの創った世界でしか存在することができなかったビリー。「ワンダヴィジョン」の最終話、ワンダによってその世界も終わりを迎え、存在自体が消えてなくなったはずだった。しかし、その瞬間にビリーの魂が近くの道路で事故にあった少年の身体を乗っ取り、少年の身体を借りて生きていたことが第6話で判明。
本作の製作総指揮を務めるジャック・シェイファーは「ティーンをどんなキャラクターにしようか考えていたとき、魔女たちのもとで魔法を学んでいる熱心な少年という設定は好きでしたが、それだけでは薄っぺらいと感じました。だから、彼の複雑さと暗さ、そして本質が途中で爆発するようにしたんです」とキャラクターに込めた思いを告白。
そしてロックは「アガサは確かに悪人だが、それだけではないんです」と、アガサにもまだ何層も知られざる一面が隠されていることを語る。物語も終盤に差し掛かったが、目が離せない展開となっている。
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