コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、雑誌『シェリプラス』(新書館)にて連載されていた漫画『父親を決めるために因縁の男と共同生活する話』(『堕落家族論』より)を紹介する。作者は、フジテレビ系にて実写ドラマ化もされた『パーフェクトプロポーズ』などを手掛ける漫画家の鶴亀まよさん。9月6日にX(旧Twitter)にて本作を投稿したところ、1.1万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、鶴亀まよさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
「戸建てっつってもちっせーな。ボロいし」どかどかと家に上がり込んだアロハシャツの男。続いてやってきたのは金髪の子どもで、床に落ちていたCDケースを踏んでしまっていた。
「おいセンタロー床に物置いちゃだめだろーがよ」と、家の中から響いてきた声にイライラしながら荷物を抱える仙太郎に、「なんなのあの人たちは どういう関係?」と女性が声をかける。
それに対し「知らねーっすよ!」と答える仙太郎だったが、事の始まりは1週間前。元カノが亡くなったことで呼び出された仙太郎は、驚愕の事実を提示され…。
本作を読んだ人たちからは、「またすごい作品に出会ってしまった」「自分絶対好きなやつ!と思って即買った」「落語みたいな始まりが好き」「面白くなる予感しかない」「顔も性格も展開も好みで倒れました」など、多くのコメントが寄せられている。
――『父親を決めるために因縁の男と共同生活する話』(『堕落家族論』)を創作したきっかけや理由があればお教えください。
新連載のネタ出し中に、担当さんから「鶴亀さんの子育てBLが見てみたい」と言っていただいたのがきっかけです。
――本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
背景の小物も頑張って描きました!
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
冒頭のおばばの長台詞は友達がすごく褒めてくれて電話口で音読までしてくれたのでお気に入りです。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
映画や小説が多いです。この漫画の設定も映画「マンマ・ミーア!」から着想を得ています。
――鶴亀さんの作品は、鮮やかな色合いが印象的です。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
作品によって違うのですが、今回は内容がロックだったのでカラーはできるだけ色を使ってポップで楽しい画面を目指しました。
――今後の展望や目標をお教えください。
この先も何かしらの創作活動を続けていけたらいいなと思います。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
インタビューをお読みくださりありがとうございます!愛情込めて描いた漫画ですので、すこしでも気に入っていただけるところがあれば幸いです。
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