第2話は――
優希(清原果耶)は、保険会社に就職した虎之介(望月歩)とファミレスで会う。見た目こそ立派な社会人に成長した2人だが、優希が紙で指先を切ってしまうと、即座にそれぞれの鞄から絆創膏が出てくるところは学生時代と何も変わらない。思わず顔を見合わせ、小さく笑う2人。そんな些細な出来事から、優希は人生の日記を読み返す。
2年前、6月のある夜。優希は翌日の大学に備え荷物の確認をしている。ペンケースの中までチェックし終えると、さらに絆創膏を追加。何でも予備を持ちたがる自分にもやもやしていたが、「カレーのルー貸して」と隣人の緑(中村ゆり)が突然やって来ても応じられるだけのストックが、優希の部屋にはあるのだった。
同じ頃、ファミレスでバイト中の虎之介は、決まって夜10時に来店する美鈴(是永瞳)を接客しながら、彼女の指先のささくれを気にしていた。そんな虎之介にも、優希同様ついいろいろな物を持ち歩いてしまう癖があった。虎之介は、優希と自分の共通性を称して「心配性同盟」と命名。
そんな虎之介が企業インターンの面接に挑むことに。教育学部の優希、まひる(吉川愛)、愛莉(見上愛)や、数学一筋の広海(佐野勇斗)と違い、進む道が定まっていない虎之介なりの決意だったが、面接前夜、バイト先の店前で雨に濡れうずくまる美鈴に遭遇してしまう。
――という物語が描かれる。
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