一方で、山梨で起きた母子行方不明事件。河川敷で見つかった血のついた衣類は橘愛生(尾野真千子)のDNA型と一致し、彼女のものだと判明した。愛生は洸人らの姉なのか、そして行方不明の息子・愁人とライオンは同一人物なのか。洸人は考えを巡らし、事件に関するニュースを検索していた。
翌朝、「愁人」という名前と両親について聞いてみるが、かたくなに否定するライオン。何かを隠している様子に、ますます疑念が深まっていく。
すると愛生の夫・祥吾(向井)が、たちばな都市建設の社員であると分かり、洸人はその手掛かりをもとに祥吾がライオンの父親だと確信し、会いに行くことを決める。ライオンを美央に預け、祥吾に会うべく、たちばな都市建設の事業説明会に潜入する洸人。しかし祥吾に接触しようと声を掛けるも、記者と勘違いされて断られてしまう。
その頃「週刊真相」の記者・楓(桜井)と天音(尾崎)も、同じ情報にたどり着き、祥吾を追って説明会に参加していた。ひょんなことから2人と事件の取材に同行することになった洸人。しかし、愛生についてのうわさは聞けるものの、確実な真相は分からずじまいだった。
そんな中、祥吾が行きつけの飲食店があると聞き、足を運ぶ洸人と楓と天音。時間が迫るなか、洸人が席を立とうとするとちょうど祥吾が現れる。彼に接触し、ライオンを返そうと考えていた洸人。しかし、祥吾が飲みの席で楽しそうに笑顔を見せている様子に「妻子が行方不明になっている人間の顔?」と違和感を覚え、そのまま帰路につくのであった。
場面は変わり、美路人の騒ぐ声で起きた洸人。どうやら牛乳の入ったコップが床に落ちて割れてしまったようだった。そんな中、ぼーっとテレビを見つめて立ち尽くすライオン。その画面には、愛生が遺体で発見されたというニュースが流れていた。
3人の関係が深まると同時に、事件の謎が深まっていく第3話に視聴者からは「ミステリー要素も深まってきた」「みっくんが、ライオン君に少しずつ心開いていく様子が微笑ましかった」「謎が多くて気になる!」「目が離せない」「不穏な空気にドキドキ」「急に不穏になっていく」といった声が上がっている。
また、美央が「父親に会ったかどうか探ってください」というXの指示のもと、洸人に電話をかけている不可解なシーンもあり、「何者?」「美央ちゃんが悪い人ではありませんように…」などの投稿が相次ぎ、Xではトレンド入りを果たした。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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