――5年ぶりの参戦となりますが、収録開始を目前に控えた今のお気持ちは?
「クイズって最後は体力だよな」と思わせてくれるあの感じをだんだん思い出してきています(笑)。というのも、「雑学王」は収録時間も長く、最後にはだんだん集中力も途切れていくんですよ。そこを持ちこたえて、きちんと自分をコントロールできる人が最後まで残ることができるクイズ番組なんです。
――宮崎さんが考える「雑学王」の魅力とは?
“ごった煮感”が面白い番組だと思います。故事に関する問題もあれば、最新グッズに関する問題もあるなど、360度いろんな方向から問題が飛んでくるので、自分自身の頭もかきまぜられていく。
この感覚は「雑学王」ならではで、とても楽しいです。もちろん、だからこそ大変でもあるんですけどね(笑)。実は私も、その回その回で「今日の問題はなんだか自分に合っているな」と感じるときと、本当に何も分からなくなってしまうときがあるんですよ。
また困ったことに、クイズ番組にたくさん出演していると、ひねくれてきてしまって(笑)。こんな単純な問題が出るわけない…、と裏を読みすぎて、結果的に不正解になってしまうこともあるんです。裏の読み方のさじ加減が、本当に難しい番組ですね。
――宮崎さんは普段、どうやって雑学を身につけてらっしゃるんですか?
会話中に気になったことがあれば、「それ、何?」と聞いたり、本を読んで「これ、面白いな」と思ったら覚えたり…。心掛けているのはその程度ですかね。
新聞も読むようにしていて、新製品情報などもちょっと気にしてはいますが、それがどこまで役に立つかは本当に分からない(笑)! あとは問題に出たとき、かすかに記憶に引っかかるものがあれば、それを糸口に答えを手繰り寄せていく感じなんです。
――今回の「雑学王」に向けての意気込みをお願いします。
全方向いろいろとご存知で、解答を導きだすまでの“考える手順”も「さすが!」としか言いようがない麻木(久仁子)さんをはじめ、金田一(秀穂)先生や東(貴博)くんとも久しぶりの対戦。やく(みつる)さんもいらっしゃるし…。これは手ごわいですね! でも、私もクイズが大好きですから。最後まで残って答えたいです!
――前回優勝という華々しい看板を背負っての参戦となりますが、収録目前の今のお気持ちは?
前回、優勝という思わぬ栄光を手にしてしまったがために、ちょっと欲が出て…(笑)。2回連続で勝ちたいです! でも、そうやって「勝とう、勝とう」と前のめりになると、思わぬ落とし穴にはまって予選敗退みたいなことになっちゃう。
それが「雑学王」の怖いところなんですよ! だから今、メークをしながら「いけないぞ、久仁子。平常心だ」って、心を落ち着かせているんです(笑)。
――麻木さんが考える「雑学王」の魅力とは?
「雑学王」の問題は、日常生活にありふれた“当たり前のもの”の裏側に潜む謎や物語、知恵や苦労を、私たちがいかに知らないでいるかに気づかされるものばかり。そういう意味では誰よりも、出題者に勝ちたいと思わせてくれるんです。今日も半年掛かりで集めた渾身の問題が次々と飛び出すでしょうから、ぜひとも正解したいですね!
――麻木さんは普段、どうやって雑学を身につけてらっしゃるんですか?
普段の生活で何かに目に留めたり、疑問に思うことが大事だと思うので、例えば見たことのない野菜や部品に出合って「これは『雑学王』に出るかもしれない!」と思ったら、すぐスマホで調べますね。ただ、私の場合はやくさんと違って、ヤマを張ってもなかなか当たらないんです(笑)。
でも、この作業は決して無駄ではないんです! 物事の裏側を推理する訓練、考え方のヒントにはなっていますから。
――今回の「雑学王」も錚々たる顔ぶれが集まっていますが、ぜひ意気込みを聞かせてください。
実は前回、少なからぬ人がネットに「まぁ、麻木久仁子が優勝といっても、宮崎美子さんがいなかったからな~」と書き込んでいて(笑)。私も「その通りだな」と思ったんですよ。今回はその宮崎さんもいらっしゃるし、東さんや関根(勤)さん、やくさん、岩永(徹也)さんら強豪揃い!
これで優勝できたら、二連覇以上の重みがあるし、世代交代が激しい最近のクイズ界にも一石を投じることができるかもしれないですよね。…いけない、また欲が(笑)。とにかく虚心坦懐に臨み、クイズを素直に楽しみたいです! そうすれば結構当たる…、という心は捨てたいと思います(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)