プロとして試合に勝ち続けた興毅は、初の世界戦でファン・ランダエタと対戦。ダウンしたものの判定勝ちで世界王座を獲得したが、世間からは「疑惑の判定」と揶揄され、大バッシングを受けた。何とか子どもたちへのバッシングをおさめたかった史郎は、「スーパーモーニング」(テレビ朝日)に生出演したが、なぜかコメンテイターのやくみつると大喧嘩。騒動をおさめるどころか、逆に全国民を敵に回す結果となってしまった。だがこの時、史郎は番組にボクシング評論家として出演していたガッツ石松の「(あの試合は)負けてるよ、負けてるよ~」というコメントがどうしても許せず、ボクシングのルールをちゃんと説明して欲しかっただけだったと激白。話し合いに行くつもりだったのに、やくの挑発に終始イライラしてしまい、つい乱暴な言葉を使ってしまったと猛省した。
その後も史郎は、レフリーに暴言、ファン同士のケンカに乱入する、運営責任者を恫喝などし、セコンドライセンスをはく奪され、事実上ボクシング界から永久追放されるハメに。そんな中でも、興毅らは「三兄弟世界チャンピオンになって、親父のボクシングが強いことを証明したい!」とさらに奮闘。見事正面突破で、2013年には、史上初“三兄弟世界チャンピオン”の悲願を成し遂げたが、史郎のこれまでのしくじりのおかげで、翌年には亀田ジムが日本で活動停止状態に(※裁判中で詳細は不明)。ジムは赤字で収入もなく、亀田家は生活費にも困る状態が続いたという。
最後に興毅は、涙で言葉をつまらせながら「もう1回親父と這い上がりたいと思っている」とコメント。今回10年ぶりのテレビ出演となり、途中緊張から脳貧血で倒れ、一時収録が中断される事態に見舞われた史郎だが、「(将来的には)ボクシングに携わりたい。アホなどうしようもない自分だけどボクシングが好き」と語り、現在は大阪で、長女・姫月のボクシング指導をしていると告白。涙をにじませながら「ここからまたスタートして頑張っていきたい!」と熱く語り、授業を締めた。
なお、「しくじり先生」はこの回の放送で最終回を迎えた。10月8日(日)夜9:58からは、新番組「今夜、誕生!音楽チャンプ」がスタートする。