<ドラゴンボールDAIMA>往年を彷彿させる冒険活劇「そうそう!こういうのが見たいの!」ミニ悟空の原点回帰アクションに視聴者興奮

2024/10/28 18:58 配信

アニメ レビュー

アニメ「ドラゴンボールDAIMA」第3話より(C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション

アニメ「ドラゴンボールDAIMA」(毎週金曜夜11:40-0:10ほか、フジテレビ系/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第3話「ダイマ」が10月25日に放送された。今話では、ついに悟空(CV.野沢雅子)たちが新たな冒険の舞台となる大魔界に降り立った。細やかな風景の描写やゴロツキたちとの戦いに、少年時代の悟空が主役だった頃の冒険活劇を想起した視聴者も多かったようだ。前話に続き、界王神(CV.小林由美子)の出自などに関する新事実も続々と判明し、往年のファンを大いに沸かせた。(以降、ネタバレが含まれます)

不思議な光景にワクワクが止まらない


大魔界と外の世界をつなぐワープさま(CV.緒方賢一)を使って、悟空たちは大魔界に存在する3つの世界の1つ、第3魔界へ。そこは、火山から発生するガスに覆われ、大陸が宙に浮かぶ不思議な地だった。グロリオ(CV.内山昂輝)が操縦する飛行機が第3魔界を進む場面では、主観、俯瞰と次々に視点が切り替わり、アトラクションの乗り物に搭乗しているような何とも楽しい気分にさせられる。

例えるなら、サイヤ人編で初めてナメック星が登場したときのワクワク感というべきか。悠々と飛んでいくドラゴン、ピースサインをしているダーブラの像といった「ドラゴンボール」らしい要素も見られ、SNSでは「おお、ドラゴンボールらしい光景だ!」「ドラゴンボールDAIMA、流石に意味分からんくらいすげぇクオリティーだな。毎週これが観れるんか」と感嘆の声が上がっていた。

外の空気が吸いたいという悟空の希望で、一行が飛行機を降り立つと、魔界の住人たちが弓矢で彼らを襲撃。グロリオが俊敏な動きで即座に撃退し、戦闘スキルの高さを見せる。同時に、これから始まる冒険が危険に満ちたものになると感じさせる一幕でもあった。

また、道中ではグロリオの話から界王神が第2魔界で暮らしていたグリンド人だったことが判明したことで、SNSは「え、ちょグリンド人ってなに!? 界王神様ってグリンド人なんだ…色々な新設定があって追いつかない笑」「知らない情報がドンドン出てきて、オラ、ワクワクすっぞ!」といった驚きのコメントであふれる。ファンには馴染み深いキャラクターがさらに深掘りされるのも、本作の大きな魅力になっている。

アニメ「ドラゴンボールDAIMA」第3話より(C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション


チンピラをなぎ倒す悟空の大立ち回り


後半に大反響を呼んだのが、ホテルのバーで悟空が見せた大立ち回りだ。そこに居合わせたガラの悪い客たちが一行に絡み始めると、悟空はハンバーガーを頬張りながら、鮮やかに1人また1人とやっつけていく。皿を盾と武器代わりにしたり、壁を蹴ってチンピラの懐に飛び込んだり、踏み台にしたり。そんな姿は少年時代の悟空を彷彿させ、原点回帰ともいえるアクションに思わず胸が熱くなった視聴者も多かったようだ。

SNSには「悟空が戦ってると絵になるね」「チビ悟空の戦闘シーン、好き。かっこよかった」「そうそう!こういうのが見たいの!」と喜びの声が続々。悪魔や獣人を思わせる容姿のキャラクターが多く登場したことを受けて、「登場人物の多くが亜人型だからこそドラゴンボールって感じがしていい」「獣人タイプのモブキャラがいっぱい出てくるのも初期ドラゴンボールのオマージュっぽいな……」というコメントも見られた。

アニメ「ドラゴンボールDAIMA」第3話より(C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション


往年の冒険活劇のさまが大好評


第3魔界の風景描写と小さくなった悟空の華麗なアクションが、視聴者の心をつかんだ第3話。出発しようとすると飛行機がなくなっていたという場面でエンディングを迎え、最後までワクワクとドキドキに満ちた回になり、次回が俄然気になっていく。

視聴者からも、「鳥山先生のギャグのテンポ、アドベンチャー、アクションが詰まってて良いな!」「昔のドラゴンボールの空気感があってかなりいい感じ」「初期の頃の旅感を感じる安定した面白さだなぁ」「冒険活劇としてちゃんと面白え」といった、満足感に満ちたコメントが相次いでいる。

◆文=帆刈理恵(スタジオエクレア)

アニメ「ドラゴンボールDAIMA」第3話より(C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション