鈴木伸之“大翔”、息子・直斗の言葉「一番好きなプロ野球選手。僕の“推し”だから」に大切なことを気付かされる<バントマン>

2024/10/28 21:49 配信

ドラマ レビュー

「バントマン」第3話より(C)東海テレビ、FOD

鈴木伸之が主演を務めるドラマ「バントマン」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系 ※FOD・TVerにて配信)の第3話「僕の推しの選手」が10月26日に放送された。イニングナイングループの「SBO部(秘密の福利厚生組織)」に大翔(鈴木)が加わることになった。今回のターゲットは、営業企画部の宮原菜月(山田愛奈)。最近ため息が多くなった菜月の心配事を取り除くためSBOが動き出す。(以下、ネタバレを含みます)

オリジナルで描く“スポーツ・エンターテインメントドラマ”


本作は、土ドラ初の“スポーツ・エンターテインメントドラマ”で、中日ドラゴンズの全面協力で実現。ドラゴンズが連続ドラマとタッグを組むのも初であり、“初めてづくし”の作品となっている。

主人公は、ドラゴンズのホームランバッターとして活躍するも、戦力外通告を受けてしまった元プロ野球選手・柳澤大翔。演じるのは、自身も中学生まで地元のクラブチームで4番バッターとして活躍した鈴木。「誰かのスコアボードに幸せという名の得点を刻む」を信念に、犠牲を払って周囲をサポートする陰のヒーロー“バントマン”にスポットを当てている。

大翔の父・大喜をモロ師岡、母・絵里子を朝加真由美、大翔の一人息子で少年野球チームに所属している直斗を小山蒼海が演じている。野球オタクで野球の哲学は全て人生にもそのまま通じると考えているイニングナイングループ社の社長・櫻田誠一郎を坂東彌十郎、櫻田が作った究極の福利厚生組織「SOB(シークレット・ベネフィット・オーガニゼーション)」のバントマンたちを束ねるヘッドの根鈴華を倉科が演じる。他に、社長秘書・末松透子役を福田ユミ、SBO部員の藤堂俊介役を平原テツ、梶間響子役を石川瑠華、吉岡葉留樹役を阿久津仁愛が務めている。

SBOに大翔が加わった…果たして即戦力となり得るのか


中日ドラゴンズから戦力外通告を受け、トライアウトに参加し、ホームランを打つも、球団からオファーは全く来ない。唯一「契約を交わしたい」という連絡があったのが、プロ野球球団ではなく、イブニングナイングループ社の社長・櫻田(坂東)だった。

プロ野球選手にこだわる大翔は櫻田のオファーを断っていたが、前回のラストで大翔が笑顔でSBOにやってきた。

大翔の気持ちを変えたのは息子・直斗の言葉だった。まだ次の球団が決まらない大翔に「でも、絶対にどこかのチームがお父さんのこと欲しがるよ。一番好きなプロ野球選手。僕の“推し”だから。絶対に大丈夫」と励まし、元気を与えた。

櫻田の願いも「もう一度プロ野球選手として活躍してもらうこと」で、大翔がいつでもバッティング練習ができるようにピッチングマシンなどの設備も用意していた。

ということで、SBOに参加しながら練習をして、プロ野球選手として復帰することを待つことにした。

プロ野球選手として復活することを諦めていない大翔はバッティング練習も怠らない(C)東海テレビ、FOD