映画「サンセット・サンライズ」(2025年1月17日[金]公開)から菅田将暉、井上真央、三宅健、岸善幸監督が10月28日、「第37回東京国際映画祭」のオープニングを飾るレッドカーペットに登壇。映画の見どころなどをアピールした。
脚本・宮藤官九郎、監督・岸善幸という、共に東北出身でもある2人の異色のコラボレーションから生まれた「サンセット・サンライズ」。
都会から移住した釣り好きサラリーマン・西尾晋作と宮城・南三陸で生きる住民との交流や、人々の力強さや温かさをユーモアたっぷりに描き、その背景にあるコロナ禍の日本、過疎化に悩む地方、震災などの社会問題と向き合いながら、豊かなエンターテインメントに転化させたヒューマン・コメディーとなっている。
10月28日に開幕した「第37回東京国際映画祭」のガラ・セレクション部門で上映される本作。菅田と三宅は、シックな黒のブラックスーツをまとい、井上はひときわ鮮やかな赤のミニドレスでレッドカーペットに登場する。
東京国際映画祭のレッドカーペットを初めて歩いた菅田と三宅は、「皆さん元気がありますね」「初めて歩いたんですけど、(レッドカーペットで待ち構える)皆さんの勢いがすごくて声が枯れそう。みんなの声も心配です」と、観客の熱気と歓声に大興奮。
本映画祭で一般の観客にお披露目されることについて、都会から三陸に移住してきた釣り好きサラリーマン・晋作役の菅田は「無事、公開できてうれしいです。現場がとても楽しかったので、その楽しさが映像に残っている映画なので、見てもらえるのが楽しみです」と期待する。
晋作の移住先の大家であり、町役場の企画課で空き家問題を担当、町のマドンナ的存在でもある百香役の井上は「震災の当事者である三陸の人たち、当事者ではない晋作の話だったり、コロナ禍の中での人と人との距離だったり、都内と地方の距離だったりと、いろいろな距離感について考えさせられる映画だと思います」とコメント。
さらに「テーマがたくさん詰まっている映画」としながら、「空き家問題もそうですけれど、過去も大事にしながら、新しい形を受け入れて、現在を大事にしていくという共通したテーマがあると思います。ぜひ見ていただけたら」と思いを込める。
百香への思いをこじらせた“モモちゃんの幸せを祈る会”のメンバーの1人を演じた三宅は「今、世の中が少しずつ元気になってきたときなので、だからこそ今この映画をみんなで見てもらいたいです」と語り、ロケ地でもある宮城と岩手の地名を挙げ「ロケ地を訪れたくなるような映画になってると思います」と自信をのぞかせる。
最後に、岸監督が「お正月に、本当に腹を抱えて笑える映画になっています。その中に小さなメッセージが込められていて、笑って泣ける映画になっています」とメッセージを送り、最後に4人全員で「『サンセット・サンライズ』見てください! 劇場で待ってっからー!!」と宮城弁でアピール。
その後、本イベントのために特別に制作した“サンセット・サンライズキラキラステッカー“を、レッドカーペット横から声援を送る観客に配布し、楽しげに交流しながら映画祭のレッドカーペットでオープニングを盛り上げた。
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