「ロッキー」から「ロッキー・ザ・ファイナル」まで、スタローンが生んだ感動と熱狂がBS12「土曜映画劇場」で放送

2024/10/29 17:57 配信

映画

親友アプロの命を奪ったソビエト連邦からの刺客ドラゴにロッキーが挑む「ロッキー4/炎の友情」(11月23日[土]夜7:00~)

アメリカの英雄となったロッキーが、ドルフ・ラングレン演じるソ連の最強ボクサー、イワン・ドラゴとの対決に挑む。科学トレーニングで作られたドラゴに、エキシビションマッチで親友アポロの命を奪われ、復讐を誓ったロッキーはタイトルを返上して敵地モスクワへ向かう。冷戦下の米ソ対立を背景に、ロッキーの古典的な肉体トレーニングとドラゴの科学的なアプローチが対比される。アクションの迫力と冷戦ムードが融合した本作は、興行的に大成功を収めた。

【ストーリー】世界ヘビー級チャンピオンとなっていたロッキーに、ソビエト連邦のアマチュアヘビー級チャンピオンのドラゴが対決を迫る。その挑戦を受けたのは二度の戦いを経てロッキーと友情で結ばれていたアポロだったが、ドラゴの圧倒的なパワーに対抗できず、リング上で殺される。アプロの復讐を誓うロッキーは、世界最強の敵と戦うべくソ連へ遠征する。

「ロッキー4/炎の友情」より(C)1985 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

ロッキーは現役引退、トレーナーに転向した彼の前に才能豊かな新人が現れる「ロッキー5/最後のドラマ」(2024年11月30日[土]夜7:00~)

「ロッキー」シリーズの第5作目。現役を引退したロッキーは、かつての自分を思わせる粗削りな若いボクサー、トミーの育成に情熱を注ぐ。監督は、第1作目を手掛けたジョン・G・アビルドセン。スタローンの実子(セイジ・スタローン)がロッキーの息子役で出演している。

【ストーリー】ソ連でドラゴに勝利したものの、度重なる激闘によって脳にダメージを負っていたロッキーは、妻エイドリアンの説得で引退を決意、トレーナーへ転身する。そんなとき、彼の前に才能に溢れた新人ボクサー、トミーが現れる。トミーの育成に夢中になるロッキーだったが、トミーの才能に目を付けたプロモーターによって、愛弟子は彼のもとを離れていってしまう。

「ロッキー5/最後のドラマ」より(C)1990 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

くすぶる情熱を燃やし、ロッキーはカムバックを決意「ロッキー・ザ・ファイナル」(12月7日[土]夜7:00~)

「ロッキー」シリーズ誕生から30年、前作から16年ぶりとなる6作目。60歳を過ぎたシルベスター・スタローンが、若き日の情熱を胸に、不可能と思えるカムバックに挑戦する。鍛え上げた肉体と、人生を重ねた演技は圧巻。本作は熱狂的な支持を受け、9年後には新たにアポロの遺児クリードを主人公にした「クリード」シリーズが幕を開けた。

【ストーリー】30年前に世界ヘビー級王者アポロ・クリードと互角以上の大熱戦を繰り広げて以来、ボクシング界の栄光の階段を上りつめたロッキー・バルボア。しかしリングを去った彼は、愛する妻エイドリアンに先立たれ、地元フィラデルフィアで経営するイタリアン・レストランで、客の求めに応じて現役時代の昔話を語って聞かせる日々を送っていた。息子のロバートは有名人である父に引け目を感じて家を飛び出し、彼と顔を合わせようとはしない。エイドリアンの命日に墓参りをしたロッキーは、自らの孤独を痛感せずにいられなかった。

ロッキーは心の喪失感をぬぐうため、再びボクシングを始めることを決意する。彼は今もなお胸の奥底に情熱が燻っていることを感じ、プロボクサーに復帰したものの、大きな野望を抱いているわけではなかった。しかし、ある番組がきっかけで、現役ヘビー級チャンピオン、ディクソンとのエキシビジョン・マッチが企画され、ロッキーは最後の夢に向かって猛トレーニングを始めた。そして、遂に大観衆が詰め掛けたラスベガスのリングに上がっていく。

「ロッキー・ザ・ファイナル」より(C)2006 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc and Revolution Studios Distribution Company, LLC. All Rights Reserved.