2024年3月1日(金)に劇場公開した日英合作の映画「コットンテール」のBlu-rayが、10月2日に発売。発売に際しては、コメント映像とともに特典映像のキャストインタビューが一部初公開された。
妻の最後の願いを叶えるため、東京からイギリスへと旅をするロードムービー仕立ての本作。家族の愛と再生を描き、第18回ローマ国際映画祭では最優秀初長編作品賞に輝いた。
今回公開されたキャストインタビューでは、主演のリリー・フランキーが作品を振り返る。自分自身がどのように出演していたかよりも、英国出身のパトリック・ディキンソン監督が名誉ある賞を受賞したことを祝福する気持ちが強いというリリー。その言葉に、錦戸亮や木村多江、高梨臨が大きく頷いている。
撮影がスタートした時期は新型コロナウイルスの渦中だったということで、国境を越えてイレギュラーな撮影をともにしたチームとしての結束力が垣間見られる映像だ。
また本作は重たい印象のシーンが多いと話すリリー。Blu-ray収録の本編未公開シーン集でも、彼が演じる兼三郎が不安そうな面持ちで妻・明子の願いを叶えるためイギリスの街をひとり歩く場面が見られた。
Blu-rayにはそのほかにも、ジャパンプレミア舞台挨拶ノーカット版など豪華な特典映像を72分収録。国の垣根を越えて家族の愛を描いた感動の本作を、キャストコメントなどを交えて新たな角度で楽しめる。
東京からイギリスの湖水地方へ、亡き妻の願いを叶えるための旅。
60代の作家、大島兼三郎(リリー・フランキー)の最愛の妻、明子(木村多江)が、闘病生活の末に息を引き取った。埋めようのない喪失感に打ちひしがれた兼三郎は、生前の明子が寺の住職に託した一通の手紙を受け取る。そこには明子が愛したイギリスのウィンダミア湖に、遺灰をまいてほしいという最後の願いが記されていた。
兼三郎は遺言を叶えるために、長らく疎遠だった息子の慧(錦戸亮)とその妻さつき(高梨臨)、4歳の孫エミとともにイギリスへ旅立つ。しかし互いにわだかまりを抱えた兼三郎と慧は事あるごとに衝突。単身ロンドンから湖水地方に向かった兼三郎は、その途中で道標を失ってしまい…。
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