TM NETWORKで音楽プロデューサーの小室哲哉が10月30日、都内で行われた「MUUUSE:MUSIC MUSEUM〜音に触れる、光を聞く。身体が反射する。〜」の内覧会に、水曜日のカンパネラの詩羽とともに出席。デビュー当時と現代の技術の差を語る場面があった。
MUUUSE(ミューズ)は、現代では異なる文化として確立された音楽鑑賞と芸術鑑賞という2つの領域を越境した新感覚の没入型音楽体験ミュージアム。11月1日(金)から12月27日(金)まで開催する。
MUUUSEでの音楽体験の創出に参加するコラボレーションアーティスト第1弾には、この日出席した小室が所属するユニット・TM NETWORK、さらにYOASOBI、THE YELLOW MONKEYが決定。
コラボアーティストを代表して登壇した小室は、同ミュージアムを楽しんでほしい人を聞かれると「観光客の方にはスポットとして来ていただきたいと思います。あと、これから年末でクリスマスシーズンなので、デートスポットになるんじゃないかな」と述べ、「知的な気分になれる。IQが高くなった感じになれる気がしました」とアピールした。
詩羽は「小さい子がこれからの勉強のために来てもおもしろいのかなって思いました。音楽は身近なものなので、小さい子が光や映像、音楽を楽しむ場所として、勉強の場として家族と来ても楽しめる場所なんじゃないかなと思いますね」と話した。
イベントの内容にちなみ、今後ライブしてみたい場所について尋ねられる場面も。内覧会は、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45階の「TOKYO NODE GALLERY」で行われており、小室は「こういう高くて、東京が全部見えるところでやってみたいですね」と答えた。
詩羽は「絶対できない場所でやりたい」と言い、「空の上、海の中。映像を画面いっぱいに映し出したところでやったら、中にいるような演出もできると思ったので、大画面の前で演じてみたいと思いました」と想像を膨らませていた。
また、小室は1984年にTM NETWORKとしてデビューし、2024年で40年を迎える。「1984年からやってますから。LEDはまずありえない。プロジェクターで映していて、ライティングも動かない、ムービングもなかった頃です」とデビュー当時を振り返り、「今はステージ下もLEDができちゃう。本当に没入できるステージができます。すっごい変わりました」と技術の発展に感心していた。
内覧会には、MCとして別所哲也も登壇した。
◆取材・文＝大野代樹