【漫画】探鉱で土を食べていたドワーフが外の世界で食べたものとは…食欲をそそる”意外な定食”に「最高や…」「可愛くて美味しそうでほっこり」と話題に

2024/11/18 18:00 配信

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ドワーフのルチルが食べたものとは…(C)四方井ぬい/イースト・プレス

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、WEBメディア「MATOGROSSO(マトグロッソ)」(株式会社イースト・プレス)で連載されている四方井ぬいさんの漫画「探鉱ドワーフめしをくう。」をご紹介。

本作は、探鉱で魔石を掘るドワーフのルチルが主人公。過酷な環境に置かれたルチルがグルメに目覚めた瞬間や、美味しそうな食事シーンが魅力となっている。

作者である四方井ぬいさんが10月9日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2,900件を超える「いいね」が寄せられた。本記事では四方井さんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。

探鉱で土を食べていたルチルが外の世界で食べたものとは…

探鉱ドワーフめしをくう。①(C)四方井ぬい/イースト・プレス

ドワーフのルチルは”魔石”を手に入れるため探鉱を堀り続けているが、魔石を見つけられないでいた。数日間探鉱にいたため疲れ切っていると、「監督」と呼ばれる老夫から声をかけられる。監督は疲れ切ったルチルを心配し、外の世界で食べ物を奢ることを提案した。

監督に連れられて入ったのは、お茶とおにぎりのお店。しかもそのお店では”おにぎり定食”しか扱っていなかった。不安そうなルチルの目の前に出されたものは塩おにぎりとおかかおにぎり・さらにおかずとして豚とにんにく炒めのおにぎり・そして”スープに入ったおにぎり”だった。

スープに入っているおにぎりをほぐすと、中からたくさんの具材が出てきた。ためしに塩おにぎりを一口食べると、ルチルに衝撃が走る。あまりの美味しさに感動したルチルは瞬く間に完食し、探鉱での疲れが溜まっていたこともありその場で眠ってしまったのだった。

本作を公開したX(旧Twitter)には「可愛いドワーフが美味しそうに飯食ってるの眼福すぎる」「さーて、おにぎりにみりん混ぜて炊くか!」「素敵なお話しです」「可愛くて美味しそうでほっこり」「最高や…」「こういう漫画を求めてた」などのコメントが寄せられている。

「ルチルさんを通して、読者の方にも経験してもらえれば幸い」作者・四方井ぬいさんに作品へのこだわりをインタビュー

作者・四方井ぬいさんにインタビュー(C)四方井ぬい/イースト・プレス

――「探鉱ドワーフめしをくう。」を創作したきっかけや理由があればお教えください。

2022年12月に同人誌版の『探鉱ドワーフめしをくう。』を制作した時の話なのですが、当時、ちびっこエルフと魔女のファンタジーグルメ漫画を描いてボツになっていた頃でした。その時描いていたキャラクターのかわいさや、世界で暮らしている人々を想像する楽しさを何かに活かしたいと感じ、同人誌版『探鉱ドワーフめしをくう。』を制作した覚えがあります。2年近く前の出来事なので、曖昧な記憶であることをご容赦ください。

――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。

架空飯ということもあり、ごはんが美味しそうに見えるようにこだわったつもりです。見てほしいポイントは、背景はもちろんのことですが、特に主人公のルチルさんの表情や、一挙一動をすべてかわいく表現できるよう努力したつもりですので、是非見て頂きたいです。

――第1話「探鉱ドワーフ、めしをくう。」の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

22~23ページのじいさんとの別れからシャワーに入って横たわるまでのシーンが好きです。働き続けたり、身体を動かして疲れた後にご飯を食べて風呂に入って寝るような経験は、多くの方が経験していると思うのですが、その記憶が想起できることや、ルチルさんが自分たちとは違う世界の存在であっても同じように暮らしていることが表れていて気に入っております。

――美味しそうな食べ物や、食事をするルチルを描くときにこだわっていることがあればお教えください。

絵でいうとシズル感がある方が美味しそうに見えやすいと思い、表現が過度になりすぎないようにしつつも、気を付けて描いているポイントです。そして、食事という体験が、ルチルさんにとって常に美味しいものであり、驚きや新鮮な出来事として経験してもらえるよう心掛けました。ルチルさんを通して、読者の方にも経験してもらえれば幸いです。

――今後の展望や目標をお教えください。

今後もなるべく様々な人や世界を描くことができたらいいなあと考えております。『探鉱ドワーフめしをくう。』に関しては、引き続きおいしいごはんを描けるよう頑張りたいです!多くの人に読んでいただけるものが描けるよう精進してまいります。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

『探鉱ドワーフめしをくう。』の世界では、まだまだ描きたいことや描けることがたくさんあるので、連載再開時には、続きも楽しんでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。