10月31日(木)は、仮装をした子供が近隣の家を訪ねてお菓子をもらう欧米のイベントを由来に、日本では仮装そのものを楽しむ日として定着しつつある「ハロウィーン」の日。世界中で社会現象を巻き起こし続けてきた「スター・ウォーズ」シリーズには、ジェダイが身にまとうローブや、ダース・ベイダーの邪悪さを象徴する真っ黒なマスクなど、仮装にぴったりの印象的な衣装が数多く登場する。
そこで今回は、日本文化の影響を大きく受けていることでも知られる同シリーズに登場する、アイコニックな衣装とキャラクターたちを紹介しよう。
「スター・ウォーズ」を象徴するのは、何と言ってもローブをまとったジェダイたちの姿だろう。劇場公開第一作目の「スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)」(1977年)で登場したオビ=ワン・ケノービが身にまとう服装は、小袖に羽織を重ねて着用する“侍の着物”がモデルの一つになっている。
以降、ヨーダやアナキン・スカイウォーカー、クワイ=ガン・ジン、そしてルーク・スカイウォーカーなど、「スター・ウォーズ」シリーズに登場するジェダイたちがみな着用する象徴的な服装の基本形となった。
とはいえ、ジェダイたちの服装はキャラクターによってそれぞれ少しずつ違っており、オビ=ワンは白い服の上に茶色のローブをまとっているのに対し、アナキンはダークサイドに近付くにつれて服が茶色や灰色へと変化。暗黒面へと落ちる「スター・ウォーズ/シスの復讐(エピソード3)」(2005年)では、ついに漆黒になる。
ルークもまた、「新たなる希望(エピソード4)」では白い服を着ているが、修行を積みフォースを身に着けるにつれて服装は黒へと近付いていく。フォースのライトサイド/ダークサイドを表すとされているジェダイたちの服にも注目だ。
シリーズの中でも映画史に多大なる影響を与え、今なお世界中で愛され続けている悪役キャラクター、ダース・ベイダー。
呼吸音が漏れ聞こえる黒いマスクと威圧感たっぷりの真っ黒な装甲服は、日本の鎧兜をモチーフにデザインされたと言われている。「シスの復讐(エピソード3)」でオビ=ワンとの闘いの際に重傷を負ったアナキンは、生命維持装置である全長2mを超える真っ黒な装甲服を着用し、暗黒卿ダース・ベイダーとなった。
圧倒的な威圧感を与える装甲服と、特徴的な呼吸音と不気味な低い声を出す真っ黒なマスクこそが、世界中を熱狂させる“銀河一有名な悪役”ダース・ベイダーの象徴だ。
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