コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回取り上げるのは、漫画家・類さんの猫エッセイ『オラオラ3姉妹』だ。
同作は、類さんとともに暮らしている猫3姉妹の様子を描いた『しまねこ3姉妹と暮らしています』シリーズによる一作。類さんのX(旧Twitter)にポストされると、3姉妹の可愛らしい姿が人気を集めたようで、8000件を超える「いいね」が寄せられている。そこで作者である類さんに同作を手がけたきっかけについて話を伺った。
――猫は鳥や虫などを見ると、狩猟本能が働いて「クラッキング」という泣き方をする時がある。
ある日の朝、猫3姉妹である「やっちゃん」「ちーちゃん」「ももちゃん」は窓の外にいるカラスに気づき、それぞれのやり方でクラッキング。やっちゃんは「カカカカッ」、ちーちゃんは「フヤーーミャミャミャ」、そして、ももちゃんの場合は言葉で説明できないウィスパーボイスで鳴く。
微笑ましい光景ではあるものの、類さんには“イキっちゃう”3姉妹が「オラついているスケバン」のように見えていた。
そして、翌朝、また窓の外にいるのはカラス…ではなく、今度はカラスよりも大きい白サギ。3姉妹は、いつものようにクラッキングするかと思いきや…。
猫3姉妹のクラッキングが描かれた同作には、読者から「スケバン姿が最高に可愛い」「ちゃんとオチを作ってくれる3姉妹が愛おしい」など好評の声が相次いでいた。
――猫エッセイ『オラオラ3姉妹』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
わが家の3姉妹は客人や突然の物音に驚いたりと臆病な部分がある反面、小鳥など小さい生き物に対しての態度が大きく「内弁慶だなぁ」と癒されておりました。その可愛らしいギャップを皆さんにおすそ分けしたくて漫画にした次第です。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
3姉妹の鳴き声はどれも個性的で、どのようなオノマトペにしようかいつも悩んでいます。漫画を読んで、実際はどんな声なのか想像して楽しんでもらえたら嬉しいです。
――個人的にスケバンのようなセーラー服を着た猫たちがとても可愛くて心を奪われたのですが、こちらのひとコマは、どのような経緯で生まれたのでしょうか?
団結して外敵にヤジを飛ばす様子がイキったヤンキーのように見えてしまい…(笑)
姉妹は女の子なので、スケバンで描かせていただきました。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
2024年9月26日(木)から『しまねこ3姉妹と暮らしています~深まるきずな編~』が発売されました。同タイトルの2巻になりますが、どの巻から読んでも楽しめるように描いております。ぜひチェックしてください!
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