【漫画】元野球部エースが「吹楽」に入部…早々に巻き込まれる殴り合いのケンカに「おかしな部員しかいなくて笑った」と反響続出

2024/11/15 08:30 配信

芸能一般 インタビュー コミック

部室に入った瞬間、部員同士での殴り合いを目の当たりにする汐見草太郎(C)宮脇ビリー/小学館

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回注目するのは、漫画家の宮脇ビリーさんが「サンデーうぇぶり」で連載している『今日も吹部は!』の第1話だ。

同作は吹奏楽部ならではの“あるある”を詰め込んだ「ぶっ飛び青春コメディ」。その第1話が宮脇さんのX(旧Twitter)にポストされると、約3000の「いいね」に加えて様々な反響が寄せられている。そこで宮脇さんに、『今日も吹部は!』を手がけたきっかけについて話を伺った。

荒れた吹奏楽部を救うのは元野球部エース?

『今日も吹部は!』(1/35)(C)宮脇ビリー/小学館

医者に「野球はもうできない」と宣告された野球部のエース「汐見草太郎」。すべてを野球に捧げてきた汐見は生きる理由を見失い、学校の屋上から飛び降りようとしていた。すると、突然やってきた吹奏楽部の「小松原ルーシー」が「ちょっと待って汐見」と声をかけ、さらに「吹奏楽、やらん?」と勧誘するのだった。

そして、1週間後、すでに入部していた汐見は“部内が揉めているせいで個人練しかできていない状況”を変えるため、小松原の制止を振り切って音楽室に踏み込むと、部長と副部長の女子2人が殴り合いのケンカをしていた。異常事態と察した汐見は、吹奏楽部の揉めごとを解消しようと奮起するのだった…。

吹奏楽部を舞台に繰り広げられるドタバタ展開に、読者からは「吹部あるあるが散りばめられていて、元吹部としてもめちゃくちゃ共感した」「全員やばいやつで笑った」など好評の声が後を絶たない。

実はタイトルの「吹部」に違和感を覚えている作者の宮脇ビリーさん

『今日も吹部は!』(21/35)(C)宮脇ビリー/小学館


――『今日も吹部は!』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

高校時代に吹奏楽部で、たまに県大会に出られるレベルではあるものの、なんだかんだ3年間ずっと練習より内輪揉めしていたようなダメ金吹部だったので、揉め事中心なら描けると思いこのような形になりました。ちなみに私の学校では「吹部」ではなく「楽部(がくぶ)」と呼ばれていたので、今のタイトルには自分でも違和感があります。

――『今日も吹部は!』の第1話を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

クロスカウンターと桶川の上段蹴りです。頑張って描きました。

――第1話の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

大宮のフリッカージャブの構えです。トーマス・ハーンズの試合は素晴らしいので、調べてみてください。

――同作の魅力はコメディ展開にあると思いますが、こういった読者を笑わせる描写などはどのように考えているのでしょうか?

どのようにと言われると難しいですが、芸人さんのYouTubeやお笑い番組は好きでよく見ています。

――今後の展望や目標をお教えください。

打ち切り直行にならずに4巻か5巻まで続けられたら「御の字」という感じです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

現在進行中の連載分も追っていただけますと幸いです。(漫画アプリ「サンデーうぇぶり」にて連載中)