原因が分からないまま数日が過ぎ、「歩けてもいるので、とりあえず退院で問題ない」と大貫に言われた三原は、今度は「右腕がしびれて動かない」と言い出した。虫垂炎の手術後に腕に異常が出る事に納得いかない大貫は、「手術ミスじゃない」と言い、またも「俺には関係ない」と続けた。
そして自分では動かず、「整形外科か脳神経内科に回せ」と歩に命じるのだった。だが、歩はこの数日、三原が一人の時は普通にスタスタと歩き、右手でスマホをいじっているのを目撃しており、仮病と判断していた。
一連の状況を聞いた薬師丸は、痛みを訴えている患者を退院させて「追い出された」と騒がれるのを恐れていたが、三原自身がうそをついていたのを認めた事もあり、大貫の判断に従って退院を認めた。
実は、三原がうそを認めた後、また腹痛を訴え、看護担当の福美(野呂佳代)は「これまでとは様子が違った」と説明したのだが、大貫は「いつまで騙されてるんだ」と、相手にしなかったのだ。
退院の日、病院の出口に向かう三原の後姿を眺めながら「ほら見ろ、ちゃんと歩けてるじゃないか、ウソつきが」と、医師仲間と悪態をついていた大貫に、静は「担当看護師は検査をすれば原因がわかるかもしれないと申し上げたようですが?」と言った。だが、大貫は「検査するわけないだろ!最近のナースはどうなってるんだ。俺の診断に口を出さないでくれ!」と不愉快そうに吐き捨てた。
その時、静が「“俺の診断”言うて、ちゃんと診たんか?おんどりゃあ!」とドスのきいた広島弁ですごんだ。そして、彼の急変ぶりに戸惑う大貫にほほ笑んでその場を去った。静の広島弁を楽しみに待っていた視聴者は「出た、静さんの広島弁」「静さん絶好調」など大喜びだった。
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