――「BMSG FES’24」で、デビューに向けてのオーディション「THE LAST PIECE」の発表がありました。そのときのお気持ちを教えてください。
KANON:観客のみなさんにはサプライズでしたが、自分たちはあの場で発表されるって知らされていたんですけど…。
RUI:えっ、知らされていたっけ?
KANON&TAIKI:えっ!えっ!!
KANON:リハの時にみんな集められて言ってたじゃん!
RUI:えっ、言ってた? あそこの場で発表されると思ってなくて、本当にドッキリだと思ったんだけど…。
TAIKI:なんならその話、結構してたよね。今日、発表だねって。
RUI:あっ!言ってた!!そうだそうだ、忘れてた!衝撃が強すぎて…。
TAIKI:いやいやいや、怖い怖い怖い(苦笑)。
RUI:ステージで発表されたときは、今までの記憶が蘇ってきて感動しちゃって…。TRAINEEとしてずっとやってきて、あの時眠かったけど頑張って電車に乗ってスタジオに行ったなとか、あの時は悔しかったけどここで克服できてよかったな…とか。そういうひとつひとつのシーンが一斉に蘇ってきて、涙があふれていました。
TAIKI:3人とも、涙が止まらなかったよね。
KANON:そこはごまかせないね。僕もRUIと同じような感じでもあるんですけど、TRAINEEとして頑張ってきてはいたけど、「一生こういう生活が続くのかな」「デビューできるのかな」とか、正直未来が見えなかったところもあったんです。
でもオーディションが発表されてファンの皆さんが「わぁ」と歓喜しているのを見て、一気に報われた気持ちになりました。ついに僕達も表舞台に立つスタートを切れるんだと実感していたら、過去に頑張っていた自分たちの映像が脳内にフラッシュバックして、感動して泣いてしまっていました。
TAIKI:うんうん。自分は、BMSGに入る前から“デビュー”に憧れがあったし、それこそ音楽を始めた3・4歳の時から、ずっと「デビューはかっこいいことなんだ」と思っていたんです。オーディションが発表されて、そのタイミングが自分に来たと思ったし、いろいろな人に自分の音楽を届けられるんだという嬉しさもこみ上げてきました。
また自分は「THE FIRST」で落ちた身なので、「負け組なんだ」という気持ちがどっかにあったんですけど、「THE LAST PIECE」でそんな気持ちが回収されると思うと、思い出すだけで泣きそうです!だからここからスタートなんだという決心がついて自分の自信にも繋がったし、あの発表は「最高の瞬間だった」と思っています。
――みなさんのデビューを楽しみにしているファンがたくさんいると思います。オーディション「THE LAST PIECE」に向けての意気込みを教えてください
RUI:もう「やるだけ」というのはわかっているんです。「THE FIRST」で学んだこととか、BMSGにTRAINEEとして所属してからの経験から、「人のことを支える」ということをしてみたいと思っていたりもするので、仲間と切磋琢磨してやっていきたいと思います。かまします!かまします!!
TAIKI:自分らよりレベルが高い人は死ぬほどいると思うんですけど、自分たちが今までやってきた音楽は間違いないと思うし、自分らがいるグループは「絶対日本を獲れる」「世界で活躍できる」という謎の自信があったりもしています。
ファンのみなさんの期待にも応えたいし、本当の意味で自分が生まれ変わるタイミングだとも思っているので、デビューアーティストに相応しくなれるように、オーディション中もこれからもずっと心がけて、かまし続けたいと思っています!
KANON:「THE LAST PIECE」という名の通り、いよいよデビューに向けての最終段階に入るので、自分たちにとっての最後のピースを探さなければいけないと思っています。オーディションを通して、デビューアーティストとしての自覚や自分の強みを見つけていきたいと思っていますので、ぜひ応援してください!!
◆取材・文=綱島深雪
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