香取慎吾、11年ぶりのフジ系連ドラ主演で“日本一の最低男”に「政治家の仕事って、けっこう近いところもある気がするんです」

2024/11/05 23:25 配信

ドラマ

2025年1月スタートの「日本一の最低男※私の家族はニセモノだった」(フジテレビ系)で主演を務める香取慎吾(C)フジテレビ

2025年1月期の木曜劇場「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)にて、香取慎吾がおよそ11年ぶりにフジテレビ系連続ドラマで主演を務めることが明らかに。併せて、主演の香取がコメントを寄せた。

“選挙&ニセモノ家族ドラマ” 完全オリジナル作品で新ジャンルのエンタメ誕生


本作は、主人公である“日本一の最低男”大森一平(おおもり・いっぺい/香取慎吾)が、家族を、社会を、そして日本を変えていくために奮闘する姿を笑いあり涙ありで描く、全く新しいジャンルの“選挙&ニセモノ家族ドラマ”。今の時代ならではの社会的テーマも毎話盛り込んだ完全オリジナル作品だ。

一平はテレビ局の報道マンとして家族のケアを全くしない仕事人間だったが、その昭和的な価値観のせいで不祥事を起こし、追われるようにテレビ局を退社。今は大嫌いだった父親の残した実家に引っ越し、フリージャーナリストを名乗るも仕事はなく、無職同様のさえない生活を送っていた。

そんなある日、一平は亡き妹の夫で、残された子ども2人をシングルファーザーとして育てている小原正助(こはら・しょうすけ)に声を掛け、実家で一緒に暮らし始める。家族や子どもが大嫌いなはずの一平が家事育児に精を出すのには、政治家になるため来たるべき区議会議員選挙に向けて自身のイメージアップを図るという“最低”な目的があった。

だが一平は、家族や子育てを通じて出会った人々と触れ合う中で、家族や社会の問題など日常におけるさまざまな課題に真摯に向き合うように。いつしか本当の父親のような存在となった一平は、日常の問題を解決するため、家族や周囲の応援も受けながら選挙に立候補する…という物語が描かれる。

また、時代が急速に移り変わる中、多様化する「父親像」や「男性像」、昨今改めて見つめ直されている「ケア労働の価値」、そして今の時代における「新しい家族のあり方」など、日常生活の中に存在する社会問題に鋭く斬り込んでいるのも本作の特色。

それらの社会問題に対し、一平は悪戦苦闘しながらも一つずつ価値観をアップデートしていく。自分のキャリアや今後の生き方を問い直し、やがて世の中を変えるために本気で選挙への出馬を決めるという、新しい成長物語となっている。

香取慎吾が“日本一最低で新しいヒーロー”に 制作チームも超豪華布陣が集結


香取がフジテレビの連続ドラマで主演を務めるのは、2014年4月期放送の「SMOKING GUN~決定的証拠~」以来約11年ぶり。「人にやさしく」(2002年)、「西遊記」(2006年)、「薔薇のない花屋」(2008年)と、長年にわたって数多くのフジテレビ連続ドラマで鮮烈な印象を残してきた香取だが、近年も数々の話題作で主演を務め、俳優として着実にキャリアを重ねてきた。

そんな香取が本作で満を持して挑むのが、自身初となる“政治家を目指す男”。「見栄やプライドを捨てきれない強い自分と、優しさや生きづらさを抱える弱い自分との間を行き来しながら、人生のやり直しを懸けて、世の中を変えようと奮闘する“日本一の最低男”」という新しいヒーロー像を、“俳優・香取慎吾”がどう演じるのか期待が高まる。

また、本作の脚本家チームには、映画「ハケンアニメ!」(2022年)の政池洋佑、「舟を編む~私、辞書をつくります~」(2024年、NHK BSプレミアム)の蛭田直美、「あなたがしてくれなくても」(2023年、フジテレビ系)のおかざきさとこ、「ゼイチョー~「払えない」にはワケがある~」(2023年、日本テレビ系)の三浦駿斗という豪華な作家陣が参加。演出は、香取主演ドラマ「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(2021年、テレビ東京系)などを手掛けた及川拓郎らが務める。

そして、このクリエイターたちをまとめ、指揮を執るのは、「フェンス」(2023年、WOWOWプライム)や「フェイクニュース あるいはどこか遠くの戦争の話」(2018年、NHK総合)など、社会派ドラマを数多く手掛けてきた北野拓。NHKの報道記者出身で、社会的なテーマをエンターテインメントドラマにすることが得意な彼が、本作でもその手腕を遺憾なく発揮する。