修の役を演じるのにあたって大事だったのは、原作の読後感から逆算して肉付けしていくことでした。原作を読み進めていくうちに、見た目も含めて修の実態があらわになっていくというか。
登場人物の中で読者に一番翻弄されるキャラクターで、「最終的にはそういう人なのね」と思われるくらい、修は誰からもモテる存在ですごく人たらしな性格なんです。
「全てを手に入れた男の興味はどこに向いていくのか。何を持って興奮するのか」というのを考えれば考えるほど、修の面白さに魅了されると思います。
恋愛や結婚、離婚、不倫……など、流奈は人生経験が豊富で、なんでもわかっているように見えますが、実はわかっていないというか。本当は孤独で、拠り所が定まっていないんです。
他の登場人物からは、大人の女性としての「余裕」や「魅力」がかっこよく見えますが、別にそうありたいわけでもなく、一途に人を好きでいたいというのが流奈の本心になっています。
撮影を進めていくうちに、登場人物の誰よりも「ピュアな気持ち」を持った人だなと感じましたし、そこに私も惹かれたというか、演じていて面白かったなと思いました
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