コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、KADOKAWAから発売中のマンガ『あやしい癒しの八雲さん』の番外編『恋愛に慣れてそうなお兄さんがピュアだった話』をピックアップ。
2024年10月18日に作者の綾野六師さんがX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、2.3万件の「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、綾野六師さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
毎朝顔を合わせる八雲さんは着物に煙管を燻らせる…。一見遊んでそうな大人の男性だけど、見た目に反して中身はピュアすぎるくらいピュア。まったく恋愛に慣れていない分、好きな人(比奈ちゃん)の前では距離感がバグってしまうほど。
比奈ちゃんを前に真っ赤になる八雲さん…、可愛くてつい比奈ちゃんのほっぺを触っちゃう八雲さん…。チャラそうに見えるのにいちいちかわいい八雲さんに「毎回かわいい」「毎話にやにやが止まりません」など八雲さんの癒し沼にハマる読者が続出している。描きおろしエピソードが収録されたコミック本にも注目したい。
『あやしい癒しの八雲さん』の八雲さんはギャップがたまりませんが、キャラクターを作るときのこだわりはありますか?
実は八雲さんは最初、見た目通りの遊び人のお兄さんとして考えていたのですが、担当してくださっている編集さんに「実はピュアなギャップがあるのはどうですか?」とご提案いただいて、現在のギャップのあるお兄さんになりました!
見た目とのギャップがあるキャラクターは今までの自分では描けなかったキャラクターでしたので、編集さんのおかげです!本当に勉強になりました。
個人的なこだわりは、自分がそのキャラクターを描いていてキュンとできたり共感できたり、楽しいと思えるかどうかを大事にしています。
八雲さんに関しては、遊んでいそうな雰囲気も無くならないように気をつけています。
――八雲さんと比奈ちゃんはずっと見ていたくなる二人です。八雲さんに対して比奈ちゃんのキャラクターもすぐに出来上がりましたか?
ありがとうございます。
比奈ちゃんのキャラクターですが、連載を通して慎重に固めていきました。
八雲さんのことが大好きな人で、過去の恋愛で色々あった八雲さんが気を許して喋れそうな優しい感じの雰囲気のある人を考えつつ、観てくださっている皆様の反応も大事にしながら、編集さんと相談して、回を追うごとに少しずつ現在の比奈ちゃんになっていきました。
――本作はほっこりエピソードが満載です。読んでいて幸せのおすそ分けをしてもらっている気分になりますが、描くうえで大切にしていることを教えてください。
観てくださっている皆様に少しでも何かをお返しできるようなものを描けたらいいなと願っておりますので、幸せのおすそ分けと言っていただけて光栄です!
最近は出先や日常を過ごす中で、ここに二人を始めお話に出てくる人たちがいたらどういうやりとりをしているだろう…と、隙あらば妄想しています。
観てくださっている方に身近な所で起こっていることのように感じていただきたくて、現実にある料理屋さんのお店の裏を覗いた時に本当に八雲さんや比奈ちゃんが居るかもしれないような感じで描けたらいいな…と思いながら描いています。
――『あやしい癒しの八雲さん』はほっこり系の作品ですが、ほかにはどのような作品を描いてみたいですか?
まずは『あやしい癒しの八雲さん』を始め、今描かせていただいている作品を叶う限り大事に長く描いていけたらとても幸せに思います。
漫画を始め、今まで影響を受けてきた作品にはいつも沢山助けていただいたので、自分もいつかそういう作品を描いてみたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつもご覧くださりありがとうございます。皆様のおかげでこうして描き続けることができています。
漫画の経験がまだまだ浅い中、運良く沢山の方に見つけていただいて、読んでいただいて、助けていただいて、ここまで描くことができて本当に恵まれていると感じております。こうして観ていただけたのも一重に皆様のおかげです。
皆様の貴重なお時間でいただくお言葉もイラストもお手紙も、いただく反応全て大変励みになっております。
まだまだ伸び代しかありませんので、沢山成長していけるよう、今後も練習や勉強を怠らず、健康に、楽しみながら頑張ります。
よろしければ引き続きよろしくお願いいたします!
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