奈緒“ほこ美”が玉森裕太“海里”を抱きしめて告白、切なくて感動する第1章フィナーレ<あのクズを殴ってやりたいんだ>

2024/11/06 18:39 配信

ドラマ レビュー

ほこ美(奈緒)が海里(玉森裕太)に告白する(C)TBS

奈緒が主演、Kis-My-Ft2玉森裕太が共演する火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第5話が11月5日に放送された。海里(玉森)のつらい状況を理解し、自分の気持ちをまっすぐにぶつけるほこ美(奈緒)。物語の始まりとは印象が変わる「殴ってやる」の言葉が感動的に響き、第1章完結となった。(以下、ネタバレを含みます)

完全オリジナルで描くガチンコボクシングラブコメディー


同ドラマの主人公は、結婚目前に“クズ”な彼氏の浮気が発覚して破局。そんな人生どん底のタイミングで金髪の謎の男に出会い、それをきっかけに「もうクズな男に泣かされるのは嫌だ!」と自分を変えるためボクシングを始めることに。ボクシングも恋愛も、痛くても立ち向かいぶつかり合う、ボクシングラブコメディーとなる。

奈緒は、真面目で真っ直ぐな性格を持つ市役所勤めをする29歳の主人公・佐藤ほこ美を、玉森は、昼はカメラマンとして働き、夜はバーテンダーのアルバイトをしている葛谷海里を演じる。

前に進もうとする海里だが周囲が許さない…


「もう、こっち入ってくんな!」と悲しい叫びを向けられたほこ美。ゆい(岡崎紗絵)から「気にしない、気にしない。あいつね、素直じゃないから」と言われ、落ち込みつつもボクシングを続けた。サンドバッグに海里をイメージした“クズクズもへじ”の絵を貼りつけ、ゆいから許されたスパーリング練習にも挑む。

一方、海里はボクシングジム会長の羽根木(渡部篤郎)がわざと残していった憧れの先輩で自分との対戦試合をきっかけに命を落とした大地(大東駿介)の日記に書かれていた「前に進む」という言葉、またほこ美のおせっかいもあって、カメラの仕事に力を入れて、少しずつ歩みを進めようとする。

だが、ボクシングを反対していた実の父である議員の富岡(橋本じゅん)も、大地の遺族もそれを許してはくれなかった。勇気を振り絞って訪れた大地の7回忌。土下座して「許されるとは思っていません。大地さんのことは一生忘れません。ただ、僕は前に進もうと思っています。真面目に働いて、これからは大地さんに恥ずかしくない生き方をしたいと思っています」と言うが、自分に靴をぶつけるほどの怒りをまだ抱える姿を目の当たりし、ほこ美に促された写真コンテストの応募を取り下げることに。また、他の撮影の仕事は、どこからか海里の過去がもたらされ、キャンセルになった。