パク・ヌリ監督は、「4人とも魅力的で素晴らしい役者さんです。私よりも役について分析をしてきてくださったので、私もキャラクターの新たな一面を見る楽しみがありました。チョ・ウジンさんは『金の亡者』で出会ってから、一緒にまた仕事をしたいとずっと思っていました。役者としての信頼感はもちろん、人間としても信頼のおける人で、お願いすることに躊躇はありませんでした」とコメント。
続けて、「ハ・ユンギョンさんは、ピュアな眼差しの中に憂いを持っている方なので、ソジン役にぴったりだと思いました。実は4人の中で一番初めにキャスティングしたのが、キム・ヒョンソさんでした。オーディション番組で『手紙』を歌っている姿を見て感銘を受け、『演技をしたらいいのに』と思っていたんです。ミーティングで本読みをしてもらった時、ジェヒにぴったりだと思いました。ヒョンソさんをイメージしながら脚本を書いたくらいです」とその才能にすっかり惚れた様子が窺えた。
チ・チャンウクのキャスティングは私的な理由もあったようだ。「私と私の母が個人的にファンなんです。だからいつか一緒に仕事がしたいと思っていました。いろんな役を演じていらっしゃいますが、悪党役も観てみたいというファン心理でオファーをしました」と話すと、チ・チャンウクは「実はパク監督のお母様は俳優で、『最悪の悪』で僕の義母役を演じていた方なんです。さらに、今作には監督の弟さんも出演されていて。もはや“家族”ですね」と、これまで公開されていない話を披露し、パク・ヌリ監督をあたふたさせた。
今作の見どころの一つが迫力あるアクションシーン。チョ・ウジンは「チャンウクさんのアクションは、高低差がはっきりしていて華やかなアクションです。一方、僕は、「痛烈な一発」のあるアクションを表現したいと思いました」と違いを分析。
チ・チャンウクは「アクション監督の言うとおりに動いただけです」と謙遜しつつ、「なぜ戦うのか、どこでどうやってどんな武器を使って戦うのか表現することに重きをおきました」と明かした。
最後は、チョ・ウジンが「急に冷え込んできた中で、心を温めてくれるドラマです。俳優たちの熱演も見られますので、ぜひ応援してください」というメッセージで、1時間の会見を締め括った。
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