SUPER EIGHTの村上信五が、11月7日に都内で行われた「INFORICH CONFERENCE ExSPOT2024」に登場した。同イベントでは、モバイルバッテリーのシェアリングサービス「ChargeSPOT(R)」を運営する株式会社INFORICHが今後の事業構想や戦略を発表。デジタルサイネージで応援を届ける循環型プラットフォーム「CheerSPOT」の年内提供開始と、旅行者向けに観光情報を届けるAIによるコンシェルジュ機能搭載のバッテリースタンド「NaviSPOT」の開発を発表した。
登壇した村上は、「『CheerSPOT』も『NaviSPOT』も、本当に新しいナビゲートのかたちにエンタメ要素がふんだんに入ってくる…。これはビジネスチャンスかなと思いながら(笑)」とジョークを交えて絶賛。
また、同イベントに登場した経緯について、「SUPER EIGHTの丸山隆平くんと一緒に、新感覚舞台『らふらふ』というものをやらせていただいておりまして、明日から東京公演をやらせていただくのですが、2月と5月に大阪公演をやらせていただいて。5月の時に『新しいエンターテインメントを生み出せないものか』と思いまして、NFTを中心としたスタンプラリー企画をやったんです。舞台でもスマホを利用した企画もやったり。ただ、昼の公演を楽しんでいただいた方は公演後にNFTのスタンプラリーのために大阪の街を散策していただけるんですけど、夜公演の方は散策した後で劇場に来たらスマホの充電がなくなっているという事態が発生したんです」と実際に体験したトラブルを回顧。
そして、「東京公演では、なんとかそこを解消できないかなと思って、一回ダメ元で(INFORICHに)『ご一緒していただけるとか可能ですかね?』っていうのが一番最初です(笑)」と自ら声をかけてコラボが実現したことを明かした。
イベント後、囲み取材に応じた村上は、INFORICHとの出合いについて「共通の知人につないでもらって、そのまま東京・渋谷のオフィスに図々しくもずかずかと直接おじゃまさせていただき、プレゼンさせていただきました」と説明。
さらに、“ブロックチェーン”や“NFT”など最新のテクノロジーについて「勉強してるんですよ。勉強しなきゃいけなくなりました。これだけ世の中のテクノロジーが変わっていってる中、知らないと新しいエンタメを作れないなと。コンサートや舞台もそうですが、そういったシステムを知らないとできない時代になりましたよね」と述懐。
ラジオでは政治経済について学んでいるため「村上信五はどこに向かっているのですか?」と聞かれると、「この国を良くするために!」と力強く宣言して笑いを誘いながら、「エンターテインメントで明るくするために、僕の知見が及ばないところをこういった素晴らしいINFORICHさんにお知恵を拝借しながらご一緒できたらより楽しいものができるんじゃないかなというところで」とコメントした。
◆取材・文=原田健