そして鮮烈な存在感を放ったのが、“アジアの貴公子”として知られるチャンウク。反社会組織に潜入捜査する刑事を演じた「最悪の悪」(2023年)でも今までにない荒々しい姿を披露し新境地を切り開いたが、今回演じているのは江南を牛耳る謎のブローカー・ギルホという、完全に裏社会に染まったダーティーなキャラクター。
クラブ嬢たちから“ユン理事”と呼ばれるギルホは、1話からタバコをくわえて登場。ナイトサングラスを外す姿にも色気が漂い、これまでにないワイルドな魅力を放っている。クラブ嬢たちに麻薬を売りさばくチンピラを見つけると、「うちの仲間にヤクを売るなと言ったはずだぞ、この野郎!」と後ろから蹴り飛ばして容赦なく鉄パイプで殴打するなど、“ロマンス職人”の面影をみじんも感じさせない“狂犬キャラ”で視聴者の度肝を抜いた。
その後も、車のガラスやサイドミラーをかち割って脅すなど、手のつけられない狂犬ぶりを披露。2話では、鉄パイプを手に現れた男たちに小さなアーミーナイフ1本で立ち向かい、振り下ろされる鉄パイプを避けながら1人1人なぎ倒していくスピーディーかつ迫力あるアクションを見せつけた。一方で、殺されたクラブ嬢・ジョンファの仇を取ろうとするかのような言動や、ジェヒら他のクラブ嬢を守ろうとする姿からは、ギルホが仲間を大切にする人物であろうことが窺い知れる。
視聴者からは、これまでにないほど闇社会にまみれたキャラクターで現れたチャンウクに「色気がやばい」「悪いチャンウクも魅力的…!」「髪かき上げる姿、チャンウクの色気ダダもれ!」といった興奮の声が続々と上がった他、「今回のチャンウクも悪い人ではなさそう」「ドンウとギルホが協力してジェヒを追っていく展開?」「続きが気になる!」と、今後の展開に期待する声も上がっている。
ソウルの歓楽街を舞台に繰り広げられる追跡ゲームを描く「江南Bサイド」はディズニープラスのスターで毎週水曜に独占配信中。次回11月13日(水)に配信の第3、4話では、追っ手から逃れるため命懸けの逃亡劇を見せたギルホのその後が描かれる予定だ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)