コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、ぶりすけさんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「アンドロイドは地雷系の夢を見る。」だ。11月20日時点で2.5万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今作は、月刊コミックフラッパーで掲載されていた作品。今回は作者のぶりすけさんに制作の背景を伺った。
主人公の平井 心は、人生に疲れてすべて投げやりになり命を絶とうとしていた。
そんなときにインターホンが鳴り、玄関を開けると亡くなった妹の唯香にソックリな女の子が倒れていた。
心は放っておけずに女の子を家のなかにあげる。目を覚ました女の子に、一旦シャワーと妹の服を貸すことにした。どうせ家出だろうと思いながらも「どうして家の前で倒れていたの?」と心は尋ねる。すると、TVからは軍用アンドロイドの試作機が防衛省の施設から脱走したというニュースと共に 目の前にいる女の子の顔写真が公開された。
驚きながらも警察に電話しようとする心のスマホを取り上げて壊すアンドロイド。心に銃をあてながら 自分を匿って楽しい人生を続けるか、通報して自分と一緒に政府に消されるか、という2つの選択肢を提示した。
死にたくて仕方がなかった心だが、今目の前に妹ソックリのアンドロイドが現れたことが偶然とは思えず、それを確かめるため死ねないと決意する。
実際に漫画を読んだ人達からは「めっちゃ面白い」「関係絶対ありそう」「面白そうな予感」「続きが気になる」「めちゃくちゃ好き」と、いった声があがっている。
今回は、作者・ぶりすけさんに『アンドロイドは地雷系の夢を見る。』の制作について話を伺った。
――「アンドロイドは地雷系の夢を見る。」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
地雷系ファッションがネタを考えていたとき好きだったのでなにか漫画にできたらなーと考えていました。ただ、地雷系要素だけでは漫画として弱かったので、アンドロイドという要素と組み合わせた結果、この作品が出来上がりました。なぜアンドロイドを選んだのかは正直なんとなくで…ぱっと思いついて組み合わせてみたら結果良かったという感じでした。
――「アンドロイドは地雷系の夢を見る。」を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
いわゆる”アンドロイドモノ”的なお約束をなるべく読者の方にお見せできるようにこだわりました。ギャグっぽく首が取れたり、雷で機能停止とかですね。あとはメカの部分が派手に露出するような描写とか。
アンドロイドとして登場するテンは外見は人間そのものですし、人間のような感情も持っているのですが、人間とは違う存在であることをなるべく毎回しっかりと明示したかったです。それがテンというキャラクターの個性を支える大事な要素だと考えていたので。
あとは主人公の心の精神的な成長がもっと描きたかったのですが…私の技術不足で本当に終盤でのわかりやすい変化しか見せられませんでした。願わくばゆっくりと芽が出ていくような成長を見せられればよかったです。
――10月22日に単行本『 アンドロイドは地雷系の夢を見る。』第2巻が発売となりましたが、お話の中で特にお気に入りシーンや見所などがあればお教えください。
2巻は防衛省からの逃避行や終盤の敵アンドロイドたちとの戦いが個人的には見どころだと思ってます。1巻とは違ってより多人数での絡みや派手なアクションが描けて楽しかったです。最初はあまりアクションというよりはほのぼの日常路線かな~と考えていたのですが気づいたらこんな感じになってました。
全体を通して好きなエピソードは2話ですかね。カップ麺とか小物がたくさん描けて楽しかったです。
――漫画を描く際に大切にしていることや意識していることはありますか?
作品を読んでもらう=みなさんの時間をいただいているということを忘れないようにしています。娯楽が溢れている中で自分の作品を選んでもらうにはどうしたら…!と常に考えて描いてます。
あとはやはり自分の漫画は女性キャラクターが中心で出てくるので、魅力的かつ癖を感じてもらえるように大切に描いています。
――ぶりすけさんの今後の展望や目標をお教えください。
より多くの方に楽しんでもらえる作品作りができれば最高です。
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも応援していただいてありがとうございます。
みなさんが仕事や勉強の合間にちょっと一息つけるような作品を提供できたらいいなと思ってます!
生暖かい目で見守っていただけたら幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
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