カペラは自分だけではなく他人の姿も変えてしまえるようで、先ほどスバルが見たハエは都市庁舎で人質に取られていた人たちだった。カペラの蛮行に「理解できねぇ。なんで、なんであんな真似ができる!?」と不快感を露わにするスバル。しかし、ハエの外見のおぞましさに生理的な嫌悪感を抱いてしまったスバルは「あんな生き物を誰も愛せない」というカペラの言葉に返す言葉を失ってしまう。
そんなスバルを前に、カペラはエミリアに変身。「僕が彼女を愛するのは、彼女の心根に惹かれたからだ。彼女だけが僕を認めてくれたから。辛い時にそばにいてくれたから…」その姿も声もいつもの清楚でおしとやかなエミリアそのものでスバルは混乱する。しかし、カペラはため息をついたかと思うと、顔を歪めて「全部全部、綺麗事じゃねえか! 本気で愛が二人を結ぶってんなら、相手がハエになっても愛せるか試してみろってんですよ! 愛せるか? 愛せねえだろ! おぞましいもんな!」と吐き捨てた。
普段は絶対にあり得ないエミリアの表情や台詞、カペラが憑依した高橋李依の“ゲスい”演技に視聴者も驚愕。「カペラが変身したエミリアを演じてる高橋李依さんの演技すんごい」「エミリアたんの姿で相手を睨め付けるカペラ特有の笑い方をしてるところとか...最悪で最高」「エミリアからは今後一生見れないと思う表情、ありがとうございます笑」「悠木碧さんから高橋李依さんへのリレーがあまりに自然すぎて思わず3回見直した」と絶賛の声が上がった。
その後、カペラに右足の腿から下をもぎ取られたスバル。龍の血が混ざったというカペラの血を浴びせられたクルシュも悶え苦しむ。一方、避難の準備をしていたアナスタシア(CV:植田佳奈)のもとには魔女教大罪司教『憤怒』担当シリウス・ロマネコンティ(CV:安済知佳)が襲撃。更には突如都に濁流が押し寄せるなど、ラストにかけて畳み掛けるように悲劇が襲った。
■文/苫とり子
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)