「涙の女王」キム・スヒョンの演技が強烈、チャ・スンウォン&キム・ソンギュとのケミも見ごたえ十分のクライムサスペンス「ある日~真実のベール」

2024/11/18 11:00 配信

ドラマ コラム

「ある日~真実のベール」より(C)2021. ChorokbaemMedia / The Studio M. all rights reserved

大ヒットドラマ「涙の女王」(2024年)でキム・ジウォンとともに主演を務め、韓国ドラマ界で今最もホットな俳優キム・スヒョン。その彼がすさまじい演技力を披露し反響を巻き起こした2021年のドラマ「ある日~真実のベール」が、11月25日(月)から「女性チャンネル♪LaLa TV」に登場する。キム・スヒョンと実力派俳優チャ・スンウォンキム・ソンギュらの緊張感あるケミストリーから目が離せない本作に注目する。(以下、ネタバレがあります)

ある日突然、悲劇が…「ある日~真実のベール」あらすじ


ドラマ「ある日~真実のベール」は、平凡な大学生がある日突然殺人の容疑者になってしまったことから始まる緊迫感あふれるクライムサスペンス。イギリスBBCで放送された冤罪事件がテーマのドラマ「Criminal Justice(クリミナル・ジャスティス)」を原作に、細部を韓国社会に合わせて新たな解釈で描く。

ごく普通の大学生ヒョンス(キム・スヒョン)はある夜、偶然出会った女性グクファ(ファン・セオン)と意気投合し、酔って一夜を共に過ごす。だが、ヒョンスが目を覚ますとグクファは刺殺されていて、ヒョンスは殺人事件の容疑者になってしまう。

絶望するヒョンスを見かけた町弁護士シン・ジュンハン(チャ・スンウォン)は、殺人犯に見えない彼を放っておくことができず弁護に乗り出すが、なかなか事件解決の糸口は見つからない。一方、拘置所ではヒョンスがパク・ドゥシク(ヤン・ギョンウォン)ら他の収容者に目をつけられリンチを受けていた。そんなヒョンスに、収容者ト・ジテ(キム・ソンギュ)だけがなぜか親身に接し、塀の中での“生き残り方”を教え始める。

「涙の女王」で大反響のキム・スヒョンが主人公を熱演

「ある日~真実のベール」より(C)2021. ChorokbaemMedia / The Studio M. all rights reserved


全8話と、韓国ドラマのシリーズとしてはコンパクトにまとめられた本作。その分展開がスピーディで、ヒョンスを中心とした拘置所での人間関係、ジュンハンを中心としたヒョンスの弁護と真犯人探し、さらには突然“殺人犯の家族”となってしまったヒョンスの両親と妹――と、いくつかのストーリーが並行して進んでいく。

中でも強烈な存在感を放つのは、キム・スヒョン演じる大学生ヒョンスだ。

キム・スヒョンと言えば、大反響を巻き起こした「涙の女王」が記憶に新しい。2011年のドラマ「ドリームハイ」で天才的な音楽の才能を持った田舎の高校生役を演じ、その演技力と歌唱力で一躍注目を集めた彼は、その後も「太陽を抱く月」(2012年)や「星から来たあなた」(2013年)といった人気作に次々と出演し、“新・韓流四天王”の一角を担う存在として期待を集めてきた。「涙の女王」では“スーパーマーケットの王子”ことペク・ヒョヌを好演。キム・ジウォン演じる“百貨店の女王”ホン・へインとの“ペクホンカップル”が視聴者を引きつけ、ドラマはシンドローム級の大ヒット。キム・スヒョンは「第60回百想芸術大賞」でPRIZM人気賞を受賞した。