一方その頃、エミリアはレグルスが大罪司教であることを彼の184番目の妻(CV:古賀葵)から聞かされる。着せられるのはレグルスが指定した衣装。
一方的に結婚式の話を進めるレグルスに対して「休んでもいい?」とエミリアが問いかけると、快く受け入れられる。しかしレグルスは「花嫁の疲れに気づかなかったのは僕の不手際でもあるけど、一番そばにいてあげた誰かが気づくべきだった」と184番に攻撃を放った。
エミリアの咄嗟の行動で184番に怪我はなかったが、もしも攻撃が当たっていたら死んでいたのは確実。この行動には視聴者から「レグルス最低!!」「妻にもこの仕打ちって…」「ひでぇ男だ」の声も。だが、184番はエミリアに礼を告げると、何事もなかったかのように片付けを始める。
レグルスには291人の妻がいたが、その大半がすでに亡くなり、今は53人が残っていると言っていた。184番に対する行動を見るに、もしかしたら妻が亡くなったのはレグルスが原因なのかもしれない。聖堂で結婚式の準備を進めている妻たちもみな、無表情でとても幸せそうには見えなかった。冷酷無慈悲に、妻たちを恐怖で支配するレグルス。エミリアはこんな結婚はおかしいと訴えるが、184番には聞き入れてもらえなかった。
その後、隙をついて部屋を抜け出したエミリアは、『対話鏡』でカペラと話しているレグルスを発見。どの制御塔にどの大罪司教がいるのか、そんな貴重な情報を得てスバルに伝える手段を探し始める。
一方、ユリウスと合流し、もぬけの殻になった都市庁舎に帰還したスバルは、カペラに浴びせられた龍の血にクルシュ(CV:井口裕香)が苦しめられていること、キリタカ(CV:西山宏太朗)が行方不明になっていることを知る。そのキリタカからプリステラを託されたアナスタシア(CV:植田佳奈)は都市を大きく救うためなら、白鯨戦の時のように小さな犠牲が出ることは防げないと覚悟を決めていた。
しかし、スバルは白鯨戦の時に犠牲になった人たちは覚悟の上で参加していたが、突如街を荒らされた何の罪もない人たちにその覚悟を問うのは間違っていると反論。「俺は誰も犠牲にはしねぇ。一個も手放せねぇ。騎士だから譲れねぇ、譲っちゃいけねぇ」と思いの丈を打ち明ける。絶望的な状況に立たされても、一人残らず救うことを諦めないスバル。そんなスバルだからこそ、エミリアも「私の騎士様」と胸を張って言えるのだろう。視聴者からも「スバルかっこいいよ!」「騎士としての成長に胸熱」「最高に主人公してるじゃない!」とスバルの覚悟に対する賞賛の声が上がっている。
■文/苫とり子
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