それぞれの挑戦が“ボロ負け”だった。しかし、2人は歩みを止めなかった。
「このままじゃ終われない」と、再びスパーリングをジムの会長の申し出たほこ美。海里を殴るために始めたボクシングだが、今では純粋に楽しくなっているほこ美は「逃げたくない」と語った。それを聞いた海里はハッとする。朝倉の「逃げるな」という言葉があったからだ。そして、海里も逃げないと決意した。
ラスト、海里はスパーリングをしているほこ美の元に駆け付けた。スパーリング終わりのほこ美の腕をケアしながら、始めたばかりの頃とは顔つきも動きも筋肉も違っていて「がんばったな」と褒める。すると、ほこ美が「私、プロテスト受けます」と打ち明けた。驚く海里だったが、「やってみたい」という気持ちはよく理解できた。カメラの仕事にもっと向き合いたいと思っていたからだ。
第4話で、かつて海里と共にプロボクサーを目指し、今はほこ美のトレーナーをしているゆい(岡崎紗絵)が「あの子(※ほこ美のこと)が来てから、止まってた時間が動き出したみたい」と言っていた。海里の時間もようやく動きだした。
ほこ美に多くのことを気付かされてきた海里。恋愛もそうだ。恋愛はいつか終わる、そんな思いから付き合わない選択をしようとしていたが、それはほこ美の気持ちから逃げていただけだと気付いた。そして「俺は、ほっこーが好き」と告白し、キスをした。
第1話とは違う、心のこもったキスにときめかずにはいられなかった。「#あのクズ」がトレンド1位になる反響となり、視聴者からは「今回のキスは愛を感じた!」「告白してあのキスはずるいよ~」「キスシーン美しすぎた」「最高にキュンキュンでした」「キュンが止まらない」といった声が上がった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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