朱梨(飯豊まりえ)は、現場にひまわりの花が残されていた3件の事件に、フラワーショップの店長・常松万理華(田辺桃子)が関わっていると考える。
突き飛ばされてトラックにひかれ、亡くなった会社員・渋谷健吾(水間ロン)。ビルから転落死したジムトレーナー・上野千春(横内亜弓)。公園で刺殺された会社経営者・馬場竜之介(南川航輝)。3人の被害者のつながりも分からず物証もないため、捜査会議では朱梨に対して否定的な意見が出る。
しかし、クリット(サポン・アッサワマンコーン)が現場に残された3本のひまわりに触れて感じた“怒り”の感情と、朱梨が万理華と会った時に見た“怒り”の赤は同じで、朱梨は、万理華と一連の事件の関わりを確信していた。
朱梨と滝沢(影山優佳)は、万理華に話を聞きに行く。万理華は、3件の事件への関わりを否定。朱梨は万理華を観察していたが、特に変わった色は見えない。滝沢は万理華に、ひまわりの花言葉は何かと尋ねる。朱梨は、その質問に答える万理華に“怒り”を示す赤色を見る。さらに、万理華から別の色が見えてくる。
朱梨と滝沢は、馬場の父親に話を聞くことに。父親の話から、馬場、上野、渋谷に接点があったことが判明。朱梨と影山が捜査を進める中、第4の事件が起ころうとしていた。
朱梨(飯豊まりえ)、滝沢(影山優佳)、風早(浅香航大)が見守る中、クリット(Great)が二見(和田光沙)殺害事件の遺留品である杖の「残留感情」を読み取る。さらにクリットは、犯人の手がかりを得るために事件現場に行きたいと申し出る。
朱梨と滝沢は、傷害事件の被疑者・設楽優吾(西山潤)の取調べをする。美容専門学校でメークを学んでいた設楽は、同じ学校に通う藤原大貴(堀家一希)に襲い掛かり、カミソリで顔を切りつけて背中を刺した。
取調べで設楽は、藤原のことが以前から嫌いで殺してやりたかったと動機を供述。朱梨は、そんな設楽から“嫌悪”を表す紫を見る。供述と見える色に矛盾はなく、他の生徒たちも事件を目撃していて、設楽が犯人であることは間違いないと思われた。それでも朱梨は、何か引っかかるものを感じる。
朱梨と滝沢は、事件現場となった美容専門学校で聞き込みをする。生徒たちは、近々開かれる全国の美容系専門学生が出場するコンテストに向けて作品作りに励んでいた。設楽と藤原を指導する教員・中野は、設楽はとても優秀な生徒であり、設楽と藤原は仲が良かったと語る。2人を知る生徒たちからも、彼らは親しく、切磋琢磨する良いライバル関係だったという証言しか得られない。
朱梨と滝沢は、回復した藤原から事情聴取する。藤原は、設楽から襲われる理由に心当たりはないと主張。朱梨がそんな藤原に見たのは、“不安”と“恐怖”を表す緑だった。設楽は、なぜ藤原を襲ったのか、朱梨は、事件の意外な真相にたどり着く。
――という物語が描かれる。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)