コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、一迅プラスにて読み切り掲載されている、友藤みるさんが描く『恋人の下の名前が呼べなくて困ってます』をピックアップ。
友藤みるさんが2024年10月24日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、5,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、友藤みるさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
高校2年生の楓(かえで)は、最近付き合い始めた恋人・愛華(まなか)を下の名前で呼べないことに悩んでいた。成績の良い楓は周りから高評価されることが多いが、実際は些細なことも気にしてしまう性格だった。そんな楓とは正反対に、目立つ寝ぐせも気にしない明るい性格の愛華。楓は何度も愛華を下の名前で呼んでみようとするものの、なかなか呼べないのだった。
学校からの帰り道、愛華は楓に手を繋いでも良いかと聞く。自分ができないこと簡単にやってのけてしまう愛華を見て、楓は思い切って自分から日曜日に出かけようと誘った。
デート当日、今日こそ名前で呼ぼうと決意していた楓は、ネットで調べた様々な方法を試すものの、なかなか「愛華」と呼べないでいた。思い悩む楓を心配する愛華は、転んでけがをしてしまったことを機に、楓に気に障ることをしたのではないかと泣き出してしまうのだった…。
作品を読んだ読者からは、「これ永遠に悩んでる…」「かわいすぎる〜」など、反響の声が多く寄せられている。
――『恋人の下の名前が呼べなくて困ってます』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
恋愛漫画の好きな展開の一つで恋人になった二人がお互い下の名前で呼び始めるシチュエーションがとても好きだなと思ったのと、自分自身が苗字やあだ名で呼んでいた子を下の名前に切り替えて呼び始めるのに慣れるまで時間がかかるタイプということもあり今回のお話が生まれました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
等身大の女の子を描きたいというのを大切にしていて、キャラ同士の何気ない会話や手と表情の感情の描き分けは特にこだわっています!
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
楓が愛華の名前をやっと呼ぶことが出来た前のページで、呼びかけて一度辞めてからまた呼び直す楓の口元を写した絵だけの四コマの流れが気に入っていて、緊張で硬い状態から落ち着く楓の心情とその場の「空気感」みたいなものを上手く描くことが出来たかなと思っています。
――普段どのようなところから漫画のストーリーやキャラクターの着想を得ることが多いですか?
人との会話や、曲や映画、漫画等の何かしらの作品に触れた時や自身の悩みからストーリーを思いつくことが多いです。
キャラクターは題材が決まってから好きな関係性だったりとで考えていくことが多いです。
――友藤みるさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
次描くものを決めるまでに時間をかけすぎてしまうので、とにかく手を動かしていっぱい漫画を描くことと自分が描いていて楽しい且つ読んでくれた人も同じように楽しんでくれるそんな漫画をたくさん描けるように頑張りたいです。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつも作品にコメントや反応いただき励みになっています!本当にありがとうございます!
この作品を読んで良かった…!と思えるそんな漫画を描けるようにこれからも頑張りますのでよろしくお願いいたします!
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