第2話の依頼人は、夫から過度な節約を求められている清川恵美(谷村美月)。はじめ美雲が「あなたは経済的DVを受けている」と声をかけた際、恵美は“節約は夫と不妊治療のために約束したことで、DVを受けているとは思っていない”と主張する。しかし、その後ある出来事がきっかけで、恵美は夫の健司(ラバーガール・飛永翼)に対し不信感を募らせることに――。
第2話で注目したいのは、フリーランスの調査員として美雲から仕事を請け負う麻衣香の暗躍。演じた渋谷はバラエティタレントのイメージが強いが、同ドラマでは少し無愛想だが潜入先ではまるで別人のようにキャラクターを変える凄腕の調査員を見事に演じている。同話では健司の会社に派遣社員として潜入し、その後恵美が離婚を決断したきっかけとなる“衝撃の事実”を突き止める。ちなみに渋谷はドラマ内でも関西弁を使用しており、普段のキャラクターっぽさも相まって親近感が湧くところもポイントだ。
第3話では、麻衣香の従姉妹・仲郷詩織(佐藤玲)が依頼人としてやって来る。詩織は、特にこれと言った証拠はないが、夫の正樹(佐伯大地)が不倫しているかもしれないと相談すると、美雲は“特定の相手と頻繁に連絡を取り合っていないか”“靴下の裏に飼っていないペットの毛が付いていないか”などをチェックするようアドバイスする。さっそく詩織が正樹の靴下を確認すると、そこには飼っていないペットの毛が付いていたほか、夫のスマホから頻繁にやり取りのある名前を見つけて――。
同話は夫婦の大きな離婚要因の一つである“不倫”を題材に物語が展開していく。不倫夫に対峙する美雲の姿も相変わらずの迫力で、不倫を正当化しようとする夫を制裁するシーンは見どころとなっている。
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