私立恵比寿中学(えびちゅう)が11月16日、秋田・あきた芸術劇場ミルハス 大ホールで「私立恵比寿中学秋田分校 FINAL~フィナーレはいつも笑顔で~」を開催した。
2025年3月に埼玉・さいたまスーパーアリーナ公演を控える私立恵比寿中学。そんな彼女たちが「秋田の魅力を私立恵比寿中学を通じて全国に発信する」というコンセプトの下、秋田県とのコラボレーションとして2015年にスタートしたABS秋田放送主催の本企画も今回が9回目。
3月15日にこれまで秋田分校を守り続けてきた“用務員”こと佐々木充広さんが天国に旅立ったことを受け、用務員さんの明るく人懐っこい人柄をしのぶ弔意を込めて、私立恵比寿中学スタッフ、秋田分校への歓迎ムードを作った各企業、そして秋田分校には欠かせない藤原美幸、NAMAHAGE郷神楽、キャミソウルブラザーズ、いぎなり東北産ら出演者の協力を得て、最後の「秋田分校FINAL」を開催することとなった。
最後の秋田分校での私立恵比寿中学出演パート、そのオープニングでは秋田分校皆勤賞のABS秋田放送の関向良子アナウンサーが登場。毎年恒例となっている“秋田分校・生徒会長”小林歌穂による「ここに集いし秋田を愛する我々は、長く続いたこの秋田分校を最後の最後まで笑顔で楽しむことを誓います!」という開会の宣言で開幕。
「ebiture」が流れ、私立恵比寿中学のライブはスタート。1曲目は「イート・ザ・大目玉 with NAMAHAGE郷神楽」で、迫力のある太鼓の音色に合わせたコラボレーションパフォーマンスで会場をつかむと、MCでは恒例になっている秋田の方言でのあいさつに挑戦する。
続いて「Knock You Out!」「BLUE DIZZINESS」を披露し、自己紹介を終えると「トーキョーズ・ウェイ!」「きゅるん」「ヘロー」と3曲を歌い会場を盛り上げていく。
ここで、秋田分校の“名物”となった「藤原美幸一座」が「でかどんでん with 藤原美幸一座」を歌唱。アッパーチューンとお囃子のコラボレーションで秋田分校ならではの空気が会場を包む。
続くブロックは「Go!Go!Here We Go!ロック・リー」「春休みモラトリアム中学生」「HOT UP!!!」「頑張ってる途中」と、懐かしい楽曲に会場の声援は最高潮へ。
ライブ終盤の「イヤフォン・ライオット with キャミソウルブラザーズ」では、キャミソウルブラザーズのダンスで会場を盛り上げると、「響」「スーパーヒーロー」を熱唱。クライマックスはオールキャストを呼び込んでの「MISSION SURVIVOR」で、会場にいる全員がタオルを振り回して一体となった。
“秋田分校・生徒会長”の小林歌穂は「10年間、用務員さんに育ててもらって、秋田分校を作ってくれている皆さんと出会えたことに感謝しています。用務員さんからつないでいただいた縁、皆さんと出会えたことに感謝しています。これからも秋田県を盛り上げていけるように頑張っていけたらと思います」と感謝の言葉を伝え、ライブを締めくくった。
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