――演じられる役の印象、辛島健太郎役を演じることへの意気込みを教えてください。
この辛島健太郎という役は本当に愛すべき不器用で、台本を読んでいても愛くるしいなと思う瞬間がある一方で、ドキッとするような発言をする瞬間もありますが、素直で真っすぐな子だからこその言動だなと感じています。そして、健太郎は福岡出身なので、初めて博多弁でお芝居が出来ることにもワクワクしております!!
北村匠海さん演じる柳井嵩の一番の親友ですので、この作品の中で二人の関係性と空気感を大切にしつつ、健太郎にしか引き出せない嵩くんをお届けしたいと思っております。この役をこの「あんぱん」という作品の現場で演じられることを誇りに、精一杯向き合いたいと思います。
――連続テレビ小説“朝ドラ”の印象はいかがですか?
連続テレビ小説には初めて出演させていただきます。このお仕事をしていて目にすることも耳にすることも多い“朝ドラ”という言葉が、すごく遠い存在に感じていながらも、いつか携わることが出来るように努力してきた自分もいるのが事実です。
今回、「あんぱん」で辛島健太郎という役をデビュー5周年の節目に託していただけたこと、本当に胸が高鳴ります。僕にしか作れないものを皆さまにお届けする覚悟で現場に存在したいと思っています。
――やなせたかしさんの作品のイメージや好きなキャラクターを教えてください。
寛大な心と当たり前のことへの感謝と感動を感じられる作品を手掛けている印象です。「アンパンマン」は子供の頃から拝見していたので、当たり前のように日常にあふれていましたが、お腹がすいている子に自分の身を削って助けるヒーローとしての強さも、子どもの頃に友達と歌っていた「手のひらを太陽に」の、“生きているから うれしいんだ”、“みんな生きているんだ”、という歌詞も、大人になった今見返すと身の回りに散らばっている幸せのカケラを日々集めて毎日を楽しく過ごせているんだなと考えさせられます。
好きなキャラクターはしょくぱんまんです!小学生の頃好きだった女の子がしょくぱんまんが一番カッコイイと言っていたのを思い出しました。
――高知の印象はいかがでしょうか?
今回の作品は高知県が舞台ですが、ぼく自身高知県に行ったことがなく、街の景観は撮影がもしあれば新鮮な気持ちで楽しめたらいいなと思っております。
ですが、去年末に親戚が還暦を迎え、その親戚がカツオが大好物だったのでカツオの代表的な名産地である高知県の通販サイトで自分用と併せて購入したことがあります。その時に食べたカツオがおいしすぎて忘れられないので撮影期間の合間があったらカツオが食べたいです!!
――演じられる役の印象、小川うさ子役を演じることへの意気込みを教えてください。
これまでもオーディションに挑戦し、結果に涙してきた念願の“朝ドラ”に出演させていただけることが本当にうれしく、自分で自分を抱きしめてあげたい気持ちです。
私が演じるうさ子はのぶちゃんの幼なじみで親友です。ちょっぴり泣き虫な一面もありますが、周りの人からたくさんの刺激や影響を受け、少しずつ強さを身につけようと奮闘する影の努力家です。うさ子がたくさんの方に愛していただけるよう、私自身も努力をし精一杯務めたいと思います!
――連続テレビ小説“朝ドラ”の印象はいかがですか?
10代の頃、“朝ドラ”の現場見学をさせて頂く機会があり、プロフェッショナルな現場を目の当たりにしました。以来、いつか自分もここに立ちたい!という強い目標ができ、私にとって憧れの場所でした。立ち止まりながらも一生懸命に人生を走る登場人物たちから、「今日も頑張ろう!」と勇気をもらえる、見ていてとても前向きになれるドラマという印象です。
――やなせたかしさんの作品のイメージや好きなキャラクターを教えてください。
自分が犠牲になることを恐れず、目の前の困っている人を助け、喜んでもらうことで自分も幸せになる。強い武器で戦うのではなく、誰かの為に優しさや思いやりを差し出せるのが本当のヒーローなのだとアンパンマンから教わりました。人々への愛が深く、優しい心を持ったアンパンマンがかっこよくて大好きです!
――高知の印象はいかがでしょうか?
高知県についてはほとんど知識がありませんでした。しかし、方言指導で初めて土佐弁を話してみて、関西弁などと比べるとあまり知られていない土佐弁ですが、とてもかわいくわくわくする言い回しが多い印象でした!「あんぱん」を通してこれから高知県の景色や魅力を知っていけるのが楽しみです!
――演じられる役の印象、山下実美役を演じることへの意気込みを教えてください。
高知出身、ハチキンの女であった私は、のぶちゃんのような子だったと思います。それとは真反対であるその時代の象徴である女学校の先生。そのコントラストが出るように演じたいと思います。
――連続テレビ小説“朝ドラ”の印象はいかがですか?
全国民の一日のスタートを彩る“朝ドラ”。「あんぱん」は、懐かしい土佐弁で散りばめられたせりふを見るだけでワクワクが止まらず、朝から毎日あの明るい土佐弁が聞けると想像しただけで、どう皆さまの毎日を活気あるものにしてくれるんだろうと楽しみで仕方ありません。初めての“朝ドラ”出演が高知が舞台であるこの作品で、本当に光栄に思います。
――やなせたかしさんの作品のイメージや好きなキャラクターを教えてください。
高知で育った私としては、アンパンマンは身近なものとして共に生きてきました。私個人としてはドキンちゃんが好きで、ばいきんまんの横にいながら女心があふれ出るいとおしさがたまりません。やなせ先生の作品の世界とつながる「あんぱん」の登場人物に、高知県民ならず日本中がこの作品のとりこになることでしょう。
――高知の印象や思い出を教えてください。
高知といえばの「お酒」は強くない私ですが、「よさこい祭り」には幼い頃から血を注いできた、まさに高知の女やき。