そんな陸時硯とバディを組んで、父の無実を晴らすべく潜入捜査に挑んでいくヒロインには、チェリストやモデルとしてマルチに活躍するオーヤン・ナナが抜擢された。
彼女は2000年6月15日生まれの24歳で、両親は台湾の有名な俳優と女優、姉も女優、妹はアイドル、伯母は「ラヴ・イズ・オーヴァ―」で日本でも大人気の伝説的ポップ歌手・欧陽菲菲という芸能一家の出身。日本デビュー時には“天使過ぎる美貌の天才少女”と話題を集め、セカンドアルバム「Cello Loves Disney」ではジャッキー・チェンと「ホール・ニュー・ワールド」をデュエットした期待の若手アーティストだ。
女優としてもジャッキー・チェン主演「ポリス・ストーリー/REBORN」などに出演してきた彼女が、陸時硯の威圧的な態度にもひるまず父の無実を訴える勇気あるヒロインを熱演。沈甄が泣くと陸時硯の胸が痛むという設定のため涙を流すシーンが非常に多いのだが、彼女が父を案じてこぼす大粒の涙はどの瞬間も実に美しく、心に残る。シュー・ジェンシーも「父親のためには命も惜しまない、そんな彼女の家族への愛が陸時硯の心を動かすのです」と語るほど、沈甄のキャラクターを繊細に作り上げている。
沈甄が泣いた時の胸の痛みは、武術に長けた陸時硯もあまりの痛さに気絶するほど。そのため、「私を雑に扱ったりしたら泣いてやる!泣き始めると止まらないわよ」と脅す沈甄に陸時硯はなすすべもなく、「やめろ、やめてくれ…」と胸を押さえて懇願するばかり。まさに“涙を武器”に戦う、賢くたくましい沈甄の奮闘から目が離せない。
そんな2人が潜入捜査でラブラブカップルを演じることから、ストーリーは加速度的にコメディ&謎解き要素を増していく。互いに互いを警戒し合いながらも腕を絡ませ目を合わせてカップルを演じる2人のコミカルなやり取りに笑い、偽装カップル演技でターゲットを油断させ罪を暴く爽快な活躍ぶりにスカッとさせられる。
そして、そんな2人の間にいつしか芽生える恋愛感情…。父を救いたい一心の沈甄に心奪われる陸時硯と、ピンチに体を張って守ってくれる陸時硯に惹かれる沈甄。2人は運命に導かれるように恋に落ちていく。
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