堂安律選手ら日本人出場カードを中心とした「サンデーサッカー ドイツ・ブンデスリーガ24/25」が、BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)にて毎週日曜夜7時より放送中。そこでドイツ在住歴もあるスポーツライター兼コメンテーターのミムラユウスケが、サッカー日本代表でエースナンバー「10番」を背負う堂安選手のゴールパフォーマンスについて語っていく。
堂安選手は右サイドを駆けまわるサイドアタッカーだが、得点力も兼ね備えている。2022年のカタールW杯でも所属するフライブルクでは10試合で4ゴールを記録。このままいけば過去最多のゴールを記録するペースとなっている。
これまでのブンデスリーガの歴史において、日本人では岡崎慎司選手だけがブンデスリーガで二桁ゴール(10点以上)を記録。堂安選手は、そんな偉大なストライカーに並ぶ成績を残すのではないかと期待されている。堂安選手が所属するフライブルクのユリアン・シュスター監督も、公の場でシュートの技術と得点力をほめたたえている。
2023年にWBCで野球の日本代表が優勝した時期、堂安選手は、ラーズ・ヌートバー選手による“ペッパーミル(コショウを引く動き)パフォーマンス”を披露して、自身のゴールを見た人たちを楽しませていた。
そんな堂安選手は今シーズン、ブンデスリーガで新しいパフォーマンスを披露している。NBAのレジェンドで、先のパリ五輪でアメリカ代表に金メダルをもたらしたステフィン・カリー選手のパフォーマンスだ。
カリー選手はシュートを決めた後に両手を合わせて顔の横に添え、首を傾けて「おやすみなさい」を意味するポーズをとる。このポーズ自体は2000年代初頭にプロレスラーが始めたようだ。カリー選手がこのポーズをするのは「(素晴らしいゴールを決めて)もう試合に勝ったようなものだから、寝よう!」というニュアンスを表すためだという。
このパフォーマンスは、2年ほど前からサッカー選手の間でも取り入れる選手が出てきて、アルゼンチン代表のスパースターであるリオネル・メッシ選手なども真似をすることがある。
今シーズン、フライブルクでは最前線のセンターフォワードのポジションでチュクビケ・アダム選手が台頭した。アダム選手と堂安選手は仲が良く、SNSでも二人が交流をする姿がよく見られている。そして、彼らの間で、お互いにゴールを決めたときに、「おやすみなさい」ポーズをするのが定番となっている。
今シーズン過去最高ペースでゴールを決めている堂安選手。今後も「おやすみなさい」ポーズを楽しめる機会に期待したい。
文=ミムラユウスケ
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)