シーズン1では、ナナ・ビルク・ラールセンという少女の殺人事件の真相を追っていく。コペンハーゲン郊外で引越業を営むタイス・ビルク・ラールセン(ビャールネ・ヘンリックセン)の長女で19歳のナナが行方不明になり、森の中で遺留品が発見される。サラたちは、近くの運河に車が沈められているのを見つけ、引き上げるとそこにはナナの遺体が…。その車の所有者は、まもなく開かれるコペンハーゲンの市長選で最有力候補と言われている市議会議員のトロールス・ハートマン(ラース・ミケルセン)だった――。
シーズン2では、弁護士アネ・ドラウスホルムの死体が、コペンハーゲン中心部にあるナチスドイツ占領時のレジスタンスを記念した公園で発見される。21箇所も刺され、元処刑場所の柱にくくりつけられるという異様な状態であった。新たに法務大臣に任命された若き政治家トマス・ブク(ニコラス・ブロー)が受け取ったメールのリンクを開くと、そこにはアネ・ドラウスホルムが殺される直前に犯人に声明を読まされている映像が…。捜査を進めるサラは、軍人が被害者となった事件と弁護士殺人事件という、一見無関係に思える事件をつなぐ糸口を見つける――。
シーズン3では、サラが勤続25年を迎え、これを機に捜査の第一線から退こうとしていた。そんな中、旧知の仲である情報局捜査官のボークからある事件の捜査依頼を受ける。金融危機をめぐる政策が争点となる今回の選挙で再選を目指す首相のクレスチャン・カンパ(オーラフ・ヨハネセン)は、巨大企業シーランド社の協力のもと、再選をかけた金融政策を打ち出していたが、シーランド社がアジアに拠点を移すという報道から波紋が広がっていた。そんな中、海外移転の話をはねのけ現政府支持を表明していたシーランド社の社長ローバト・ソイデン(アナス・W・ベアテルセン)の長女イミーリェが忽然と姿を消す――。
犯罪捜査、ヒューマンドラマ、政治スリラーなど、さまざまな要素を余すことなく楽しめる傑作ミステリー「THE KILLING/キリング」は、動画配信サービス「Hulu」にてシーズン1~3まで配信中。
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