コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ぽころチャレンジさんの漫画「ぷりぷりうちゅうじん」より「ぴっ、でちゅ」をご紹介。
作者であるぽころチャレンジさんが10月24日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、4,500件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではぽころチャレンジさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
駅の改札口にいるぷりぷりうちゅうじんだが、通過する方法が分からない。他の人達はカードをかざして「ピ」と音が出ており、それを見たぷりぷりうちゅうじんは「なるぷりなるぷり」と納得する。そして「ぴっ」と言いながら改札を通ろうとした。しかし、ゲートが閉じて跳ね返されてしまうのだった。
本作を投稿したX(旧Twitter)には「かわええ」「これになりたい」「ほんとにかわいい」「なるぷりかわいい」など、ぷりぷりうちゅうじんに癒された読者のコメントが寄せられている。
――「ぷりぷりうちゅうじん」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
ぷりぷりうちゅうじんは作者が上京し、慣れない生活でバタバタしていたときのらくがきから生まれました。その日あった大変だったことを、キャラクター達に置き換えてイラストを描き始めたのがはじまりです。
ぷりぷりうちゅうじんはそんなキャラクター達の中でも、特にのんきでぐうたらです。私が落ち込んでしまうような日も、ぷりぷりうちゅうじんは「めんどくさいでちゅ」の一言で終わらせるような性格なので、描いていて肩の力が抜けていきます。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
ぷりぷりうちゅうじんが善人すぎないところがこだわりです。スーパーのアルバイト中に試食を食べすぎたり、重要書類におしりマークのハンコを押しまくったりと、地球での生活をマイペースに楽しむぷりぷりうちゅうじんの日常をぜひ見てほしいです。
――「ぷりぷりうちゅうじん」シリーズの中で気に入っているキャラクターがいれば、理由と共にお教えください。
「いいおしり」です!誰かが落とした持ち主不明の「いいおしり」は、いつもぷりぷりうちゅうじん達の世話を焼いてくれます。掃除洗濯料理も完璧で、シリーズの中でも屈指の常識尻(じょうしきじり)ないいおしり。そんな縁の下の力持ち的な存在が大変愛おしいなとおもっています。
ぷりぷりうちゅうじん作品にも「あなたのうしろに いつもおしりが ついている」という格言があります。みなさんも心細くなったらいつも後ろで支えてくれているお尻をおもいだしてほしいです。
――「ぷりぷりうちゅうじん」や「あながち発明団」などたくさんのキャラクターを描いていらっしゃいますが、キャラクターを創作するうえでこだわっていることがあればお教えください。
「この子達、本当にこの世界にいるんじゃないか」「本当にいたらいいな」と思ってもらえるキャラクターになるように、「こういう時この子ならこうするよね」とキャラクターの性格に合わせて日常のいろんなシチュエーションで考えるようにしています。
私は一人っ子なのですが、幼い頃は兄弟のいる友人達が羨ましかったです。そんな時、アニメに出てくるような、寝る時も学校にもついてきてくれるちいさな友達がいればなあと思っていました。今まで考えたキャラクターたちは全員そんな幼少期の理想の子達ばかりなのですが、大人になった今もこの子達にとても支えられています。私の考えたキャラクター達が誰かにとってそういう存在になれていたらなとおもいます。
――今後の展望や目標をお教えください。
いちばんの目標は自分が考えたキャラクターの着ぐるみが紅白に出て踊っている姿を見ることです。(あわよくば私が中に入って踊りたいです)マツケンサンバのように、祭りの権化みたいな存在を生み出したいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつもぷりぷりうちゅうじんをはじめとする、ぽころチャレンジの仲間達を可愛がってくださりありがとうございます。ぷりぷりうちゅうじん達のくらしを覗き見て、共感したりプププと笑えたり、こんな子達が暮らしてるこの地球を今よりも好きになってくれたら嬉しいです。
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