赤楚衛二が主演を務め、上白石萌歌が出演する映画「366日」が、2025年1月10日(金)より公開される。このたび、ロケ地・沖縄での撮影現場レポートと場面写真、メイキング画像が公開された。
映画「366日」は、HYの代表曲「366日」をモチーフに製作された全く新しいオリジナルラブストーリーで、沖縄と東京という2つの都市を舞台に、20年の時を超えた、切ない純愛を描く。主人公・真喜屋湊(まきや・みなと)を赤楚、高校時代に湊と出会い、運命的な恋をするヒロイン・玉城美海(たましろ・みう)を上白石が演じる。
撮影は6月から約2カ月間にわたって行われ、前半は東京と関東近郊、後半は沖縄で撮影というスケジュールだった。沖縄の初日はセミの鳴き声が響く中、HYも通った与勝高校の屋上にて高校時代のシーンを撮影することに。目を開けるのも苦労するような日差しの下で、自然な動きややりとりを相談しつつ、抜群のコンビネーションを見せていく。
沖縄では、美しい海や自然が感じられる数々のロケ地で撮影が行われた。赤墓ビーチでは、湊(赤楚)と美海(上白石)が初めて言葉を交わし、美海が“世界で一番おいしいサータアンダギー”を湊に手渡す場面の撮影。シーン冒頭では、湊は一人で砂浜に寝そべっている設定のため、赤楚が強い日差しを浴びながら演じることに。
上白石は、サータアンダギーをどう扱うのが自然か、袋から出したものをどう違和感なく渡すのか考え実演。さらに、とびきりおいしそうにサータアンダギーを頬張る美海の姿をチャーミングに体現した。また、赤墓ビーチではクライマックスシーンも撮影されているほか、空き時間に赤楚がヤドカリを見つけたり、HYが差し入れを手に見学に訪れ、赤楚や上白石と談笑したりするなど印象深い場所となっている。
本作でロケ撮影を行ったもう一つのビーチが、沖縄本島から海中道路でつながる離島・浜比嘉島のシルミチュー公園傍にある砂浜。ここでは、物思いにふける湊と、湊を追ってやって来た美海が大切な会話を交わすシーン。2人は波打ち際で、足先を水につけながら歩く。暑さのせいでまるで温水プールのような水温だが、そんなことは全く感じさせない様子。
そのほかに、新城毅彦監督が最も印象的だった撮影場所の一つに挙げたのが海中道路のシーン。海中道路は、沖縄本島と離島を結ぶ約5キロの道路で、海の真ん中に造られている。湊が自転車を漕ぐシーン、湊と美海が自転車に乗り、2人で走り抜けるシーン、そして中島裕翔演じる琉晴のバイクの後部に美海が座るシーンなどが撮影され、美しい海をバックに疾走感あふれる映像となった。
特に撮影のハードルが高かったのがバイクの2人乗り。バイクを牽引し、車線を封鎖しての大掛かりな撮影となった。また、CDショップや公園、海沿いのバス停など、沖縄の様々な場所でロケが行われた。