だがこれ以前にも、数々の恋愛作品に出演している。奥手な高校生が同級生の妹と初めての名前呼びや手つなぎ、キスに挑むピュアなラブコメ「兄友」(ドラマ2017年・映画2018年)、ヒロインに月額ローン39,000円で購入される癒やし系“ローン彼氏”を演じたドラマ「彼氏をローンで買いました」(2018年、FOD)、壁ドンやバックハグでファンをときめかせた映画「L・DK ひとつ屋根の下、『スキ』がふたつ。」(2019年※「・」はハートマーク)、余命宣告された青年が運命の恋に生きる勇気をもらう姿を描いた映画「愛唄 -約束のナクヒト-」(2019年)など…。20代前半で演じたさまざまな恋愛作品での経験が、“ゆりゆり”に結実した。
「初めて恋をした日に読む話」の後も、横浜は恋愛作品で魅力を発揮してきた。
2020年の映画「きみの瞳が問いかけている」は、現在NHK大河ドラマ「光る君へ」で主演を務める吉高由里子とのW主演作。韓国映画「ただ君だけ」(2011年)をリメイクした作品で、罪を犯し未来を失った元キックボクサー・塁を演じた。ヒロイン・明香里に向ける眼差しは陽だまりのように穏やかで、明香里のために闇を歩くと決心しリングに上る表情には壮絶な決意がにじむ。この作品で横浜は、言葉よりも表情でより多くを語り、見る者の涙を誘った。
2021年のドラマ「着飾る恋には理由があって」(TBS系)では、キッチンカーの料理人で陽気なキャラクター・駿を演じた。 シェアハウス仲間のひとり・くるみ(川口春奈)と軽口を叩き合いながらも徐々に惹かれ合っていく駿。部屋飲みしていて冷蔵庫のものを取ろうとした2人がごく自然ななりゆきでキスするシーンなど、“シェアハウス”というモチーフならではの今っぽい恋模様が男女問わず共感を集めた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)