被疑者・田代のスマホを解析して復元できた依頼主とのメッセージを見た朱梨は「於いて」という文字に着目。突然部屋を飛び出し舞台の上にスケッチを並べた朱梨を、坂東は「これが例の…」とワクワクしながら見ていると、花吹雪の装置を稼働させてしまう。花吹雪が舞う舞台で充希の感情を見定める朱梨が美しい。
朱梨と坂東は、充希と対峙。朱梨は復讐代行を依頼したのはひかり自身で、今回の事件は第三者を使ったひかりの自殺だったと話し、そのことを充希も知っていたのではと問う。充希は、ひかりに頼まれたことを正直に告白。苦しみながらどんどん壊れていく姉を見ていられなかったと、“溝口ひかり”という俳優を守るため幕引きも大事だったと続けた。
たった2人の姉妹だったら無理矢理にも止めるべきだったのでは…と話す朱梨に、充希は姉のことを一番よくわかっていると反論。朱梨が姉の紫織(松井)と会えてないことを知る充希は、「お姉さんが会いたがってないからじゃないのか」と言い出し、朱梨が余計なことをしなければひかりは事故死のままだった…と泣き叫ぶ。そんな充希の言葉に悲痛な表情を見せる朱梨だった。
明らかになった事件の概要に「名声を大事にするあまりに自分で死を依頼するとは何とも」「姉妹ともに他人から求められてる理想像に合わせようと囚われすぎたんだな」「妹マネが大切にしてた・守ろうとしてたのは『溝口ひかり』であって、お姉さんでなかったってこと…?イメージに縛られる世界しか知らなかったからそうなったのかな」「そりゃ壊れた状態より綺麗なイメージのままにしておきたいよね…」などの声があがる。
さらに「こっちの姉妹の真相も切ない…でもひかりさんを理想化し過ぎだし、感情に任せて言うにはその言葉は心野に言葉が刺さりすぎる」「心野にとってキツイ事件になってしまったな」「姉に生きていて欲しくて、ほとんど姉のために生きるような時間を過ごしてきた朱梨に、望んでいたからという理由で死のうとする姉に協力した妹からの『お姉さんはあなたに会いたくないんじゃないか』『何も分かってないんじゃないか』って言葉をぶつけるのエグいな……」などと、朱梨への充希の言葉がつらすぎるという声もあがり大きな波紋を呼んでいる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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