2024年7~9月放送ドラマを対象に開催した第121回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞の受賞者を発表中。主演男優賞は、「海のはじまり」(フジテレビ系)の目黒蓮が受賞した。(以下、作品のネタバレを含みます)
「silent」(2022年フジテレビ系)のチームが再集結し、“親子の愛”をテーマに、人と人との間に生まれる愛と、家族の物語を描いたオリジナル作品。大学時代の恋人・水季(古川琴音)の死をきっかけに娘の存在を知ることとなった主人公・夏を目黒が好演。素朴で優しい雰囲気や娘役の泉谷星奈との自然なやり取りが高い評価を得た。
視聴者からは、「目だけで夏の気持ちが痛いほど伝わってきました。口下手ではっきり言えない夏くんだったけど、目から気持ちがあふれていました」「駅のホームで有村架純さん演じる弥生と話しながら号泣する別れのシーンはこちらも大泣きしました」といった声が届いた。
受賞インタビューに登場した目黒は、「『海のはじまり』は僕にとって企画段階から携わり、確実にステップアップできた大切な作品。終わってからもこんなふうに皆さんに思い出してもらえると、頑張った証しが一つ残るようでうれしいです」と喜んだ。
重いテーマだけに、「撮影期間中は『自分がこの立場に置かれたらどうする?』って、ずっと考えさせられました」と語り、「同様に、視聴者の方が『私だったら』『俺だったら』と考えていろんな意見をつぶやいてくれることも励みになっていました」とも明かした。
さらに撮影を振り返ってもらうと「(娘役の)星奈ちゃんを肩車して現場移動してた日々を思い出します。クランクアップのとき、明日からもう会わないってことが信じられなかったな…」とも。
夏の現在の恋人を演じた有村架純をはじめ、大竹しのぶ、池松壮亮ら共演陣の演技にもたびたび話題が集まった同作。目黒も数えきれない刺激を受けたと言い、「夏くんの演技を評価してもらえてるとしたら、そうやって周りの人たちによっていろんな面を引き出してもらえたことが大きかったんでしょうね。夏くんって“受け”“リアクション”の方が多いキャラクターだから」と謙虚に語っていた。
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