映画「サヨナライツカ」が23日に公開初日を迎え、同日、出演者の中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子が都内で舞台あいさつを行った。
本作は、辻仁成氏の同名小説を映画化したもの。タイ・バンコクに赴任した婚約者のいるエリートビジネスマン・東垣内豊(西島)と、自由奔放に暮らす真中沓子(中山)が引かれ合い、かなわぬ恋と分かってながら25年も思い続けるという切ないラブストーリーだ。
キャストの大半は日本人ながら、イ・ジェハン監督をはじめスタッフの大半は韓国人。イ監督の感想を聞かれた中山は「ほかの国の監督と比べものにならないぐらい独特なセンスと才能とこだわりを持っていると感じました」と絶賛した。見どころを聞かれると、「やっぱりお客さんあっての映画なので出来上がった作品を届けられるのはうれしいですね。人によって感じ方はさまざまだと思いますが、自由に見ていただければと思います」とPRした。
また、中山演じる沓子に引かれる東垣内豊役の西島は自身の役について、「沓子と結ばれるシーンがあるのですが、あんなにきれいな人に本気で来られたら、仕方がないんじゃないかな」と本音を出すと、会場は爆笑。
一方、石田は自身のいちずに豊を愛する婚約者役について、「優しい顔をしてきつい言葉を言ってしまうことに恐怖を感じますね。きついことを言うときは自分のどこかに余裕を持っていたいものだと思うんです。それこそが女の本性なのではないかと感じました」とコメントした。
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