ライブ本編終了後、熱気に包まれた会場は興奮冷めやらぬ様子で、「INI!ハーイヤー!」「INI!イーヤーサーサー!」と沖縄らしいコールが響き渡り、メンバーは再び登場。
「Yummy!!」「T-Shirt」を歌い、最後のあいさつでは佐野雄大が「今日でツアーが終わってしまうんですけど、今回のツアーはいろんな場所に行って、いろんなライブの形があって本当に色とりどりのライブができたのではないかなと感じています。地方のたくさんのMINIに会えたことが、僕にとって今回の1番の宝物になったと思っています!」と振り返る。
木村柾哉は「皆さんのおかげで、無事にAfter Partyまで走り抜けることができたよ、ありがとう! 今回ツアーを回りながら、MINIに会えることってこんなに幸せなんだとあらためて感じて、いろいろと考えさせられる公演だったなと思っています」としみじみ。
続けて、木村は「今回は(西)洸人とか(松田)迅も地元に帰ってこられたんですが、次は(許豊凡の出身地である)中国も行きたいです!この[FLIP THE CIRCLE]という公演の名にふさわしいライブができた気がしていて、皆さんの愛もたくさん感じたし、僕も愛を届けたので今後もついて来てください!」と話した。
そして、沖縄出身の松田は「ただいま!(MINIからおかえりという声を聞いて)温かいね~。最終日が終えられて感謝です。なかなか『ただいま』って言える機会がなかったので、特別な気持ちで幸せになりました」と、感極まって言葉を詰まらせながらも感謝の気持ちを精いっぱいに伝える。
その後も会場からアンコールの声が鳴り止まず、急遽ダブルアンコールへ。木村初主演映画の主題歌「Break of Dawn」を歌い上げ、メンバーは名残惜しそうに手を振りながらステージを後にした。
2024年6月にリリースした6thシングル「THE FRAME」が自身初のミリオンシングルに認定され、10月30日にリリースした7thシングル「THE VIEW」も売上70万枚を突破し、各種音楽チャートを席巻。個人としてもドラマや映画出演の他、それぞれが活動の幅を広げているINI。
今回のツアーは、メンバーの出身地や初めて訪れる都市も多く、ファンコンならではの演出もたくさん盛り込み、MINIとの絆を強固なものとした。
INIからMINI、MINIからINIという思いが1つの輪になっており、その例年のコンサートでできた輪を“めくる、ひっくり返す”ことで、いつものコンサートとはまた違った一面を届けるというテーマの元、13都市23公演(After Partyを含む)を誰一人欠けることなく完走。ツアー期間の11月3日にはデビュー3周年を迎え、4年目に突入した11人のさらなる飛躍を期待させるツアーとなった。
※高塚大夢の高は正しくは「はしご高」