緑黄色社会が全国ライブハウスツアーを完走「楽しくてたまらなかった」

2024/11/25 10:25 配信

音楽

ボーカル・ギターの長屋晴子Photo by 高田梓

長屋晴子がファンへ言葉を送る


「まだまだピッカピカの笑顔を見せてくれますか?もっと“Laugh”でこの会場を照らしていこう!」という長屋のシャウトから始まった「始まりの歌」で再び大合唱が沸き起こり、ライブは後半へ突入。

流麗なピアノとドラマティックな歌声が共鳴する「これからのこと、それからのこと」、爽やかさ、切なさ、懐かしさ、愛らしさが溶け合うポップチューン「サマータイムシンデレラ」に続いて「Mela!」へ。ハンドマイクの長屋はステージの端から端まで動き、観客と目を合わせながらパフォーマンス。穴見、peppe、小林のソロ演奏を取り入れたアレンジ、ミラーボールのきらびやかな光を生かした演出で、ライブハウスならではの興奮と楽しさを体現していく。

さらに、映画「六人の嘘つきな大学生」(公開中)の主題歌に起用されている新曲「馬鹿の一つ覚え」を披露。壮大なメロディーと〈さよならだって繰り返す/変わりゆく僕らが美しいのです〉という歌詞が1つになった「僕らはいきものだから」で豊かな感動を生み出した。

ここで長屋が、今回のライブハウスツアーの中で、シンプルだからこそ見えてくる、気付けることがたくさんあったこと。自分たちのライブには、みんなのピュアでキラキラの笑顔が集まってるんだなって、改めて思っていたことを観客に語り掛けていく。

「みんなが笑顔でいてくれるから、私たちもいい環境で、いい雰囲気でライブができたなって。みんなの笑顔に支えられてるんだなって心から思います。このツアー、すごく大好きで、楽しくてたまらなかったなって。みんなが伝えてくれた笑顔を抱えて、まだまだ大きなところへ連れていって、見たことがない景色を見せてあげたいなって思います。一緒に大きくなっていこうね」という言葉に導かれたのは「恥ずかしいか青春は」。

全力で生きることの素晴らしさ、いとおしさ。強い感情が込められた演奏と歌は間違いなく、観客1人1人の記憶に刻まれただろう。演奏が終わった後、横一列に並んだメンバー4人が丁寧にあいさつし、ライブ本編を締めくくった。

パーティー状態となったアンコール


アンコールでは、ギターを持った“真吾先生”が登場。oasis風(?)のコード進行に乗せてグッズを紹介し、会場はほっこりした雰囲気に包まれる。

そして長屋、小林、peppeもステージに現れ、長屋が「まだまだ笑顔でいけますか、東京!」とあおる。「Party!!」でフロアはパーティー状態となり、「花になって」で全国ライブハウスツアー「緑黄色社会 Live House Tour “Laugh”」はエンディングを迎えた。

なお、この日のライブでニューアルバム『Channel U』を2025年2月19日(水)にリリースすることが発表された。